~村上の一生ものレコード~
~村上一生的唱片~
「村上の一生ものレコード」いかがでしたか? すべてアナログ・レコード、かけていて楽しかったです。このレコードも入れたい、あのレコードも入れたいと、けっこう悩みました。積み残しがいっぱいあります。できればまた続編をやりたいですね。
さて、今月の言葉は、僕が以前通っていたスポーツジムの壁に貼ってあった格言です。誰が考えたのか知らないけど、とにかくとても的確で、とても切実な格言でした。こういうものです。
「筋肉はつきにくく、落ちやすい。贅肉(ぜいにく)はつきやすく、落ちにくい」
うーん、まさにそのとおりですね。「筋肉はつきにくく、落ちやすい。贅肉はつきやすく、落ちにくい」。ラジオの前で「うん、実にそのとおりだ」と肯(うなず)いておられる方も多いのではないでしょうか? 逆だといいんですが、なかなかそううまくはいきません。いちどついた贅肉、落ちにくいですよねえ。よくわかります。
「熊の宴会」って言葉ご存じですか? 僕が作ったんですが。
がんばって、日々堅実にダイエットを続けてきたのに、ある日夜中にふと目が覚めて、まるで何かのスイッチがぱちんと入ったみたいに理性のコントロールが失われ、本能の赴(おもむ)くままに暴飲暴食をしてしまう。冷蔵庫の中のものをがつがつ食べ漁(あさ)り、ビールもぐいぐい飲んでしまう。そして翌朝目覚めて、テーブルの上の空しい残骸(ざんがい)を目にして、「ああ、いけない、また熊の宴会をやっちまった」と悔やみます。あなたにはそういう経験ありませんか?
熊の宴会、怖いですよね。
それではまた来月。
“村上一生的唱片”,大家觉得怎么样?全都是模拟唱片,播放起来很愉快。这个也想放进去,那张也想放进去,着实费了一番心思。还有很多没来得及放。如果可以,真想再做一次续篇。
那么,这个月的话语,是我以前常去的健身房墙上贴着的一则格言。不知道是谁想出来的,总之非常准确,也非常切中要害。是这样的:
“肌肉不易长,容易掉;赘肉易长,不容易掉。”
嗯,确实就是这么回事。“肌肉不易长,容易掉;赘肉易长,不容易掉。”收音机前想必也有不少朋友点着头说:“嗯,实在太对了。”要是反过来就好了,可事情没那么如意。长出来一次的赘肉,真难减啊,我太明白了。
大家知道“熊的宴会”这个词吗?是我造的。
明明一直努力、踏实地坚持减肥,某一天半夜却忽然醒来,仿佛什么开关啪地一声被按下,失去了理性的控制,便随本能暴饮暴食。把冰箱里的东西狼吞虎咽地翻出来吃,啤酒也一杯接一杯地喝。第二天早上醒来,看着桌上空虚的残骸,懊悔地说:“唉呀,不好,又办了一场熊的宴会。”你有过这种经历吗?
熊的宴会,真可怕啊。
那么,下个月再见。
After Midnight
Capitol Records
こんばんは,村上春樹です。今夜は「村上の一生ものレコード」というタイトルで、僕がいつまでも聴いていたいと大事にしているレコードを紹介したいと思います。それも「これぞ名盤」みたいな鉄板ものはできるだけ外(はず)して、「世間的な評価はともかく、あくまで個人的に偏愛(へんあい)している」みたいなものを取り上げてみたいと思います。
さて、どんな音楽が出てくるでしょうね。お楽しみに。今日は全部そっくりうちのアナログ盤でお送りします。
<オープニング曲>
Donald Fagen「Madison Time」
考えてみれば、ずいぶん長い年月、音楽を熱心に聴き続けています。家でも毎日何かを聴いています。ところが、うちの奥さんは音楽にほとんど興味のない人で、自分から進んで何かを聴くということがまったくありません。どうやら「今、こういう音楽が聴きたい」というような欲求はないみたいです。僕とはずいぶん違います。しかし「これは聴きたくない」という音楽はしっかり一貫(いっかん)してあるみたいで、僕がそういうものをかけると、ぶつぶつ文句を言います。不思議な性格ですね。いや、不思議じゃないのかなあ?長い間結婚生活を送っていると、何が不思議で何が不思議じゃないか、だんだんわからなくなってきます。みなさんのお宅はいかがでしょう?
大家晚上好,我是村上春树。今晚的标题是“村上一生的唱片”,想为大家介绍一些我珍视着、想永远听下去的唱片。而且会尽量避开那种“这才是名盘”的标准答案,挑一些“无论世人的评价如何,我个人就是特别偏爱”的唱片。
那么,究竟会出现什么音乐呢?敬请期待。今天全部播放我家里的模拟唱片。
<开场曲>
唐纳德·费根《Madison Time》
仔细想想,我已经热心听音乐很久很久了,在家每天也都会听点什么。可是,我太太几乎对音乐没有兴趣,从来不会主动去听什么。她似乎没有“现在想听这样的音乐”之类的欲望,和我差别很大。不过,她显然有一类一贯“现在不想听”的音乐,我一放那种音乐,她就会嘀咕抱怨。真是奇怪的性格啊。不,不奇怪吗?婚姻生活过得久了,什么算奇怪、什么不算奇怪,渐渐也弄不明白了。大家家里又是怎样呢?
*本文の表記は、ラムゼー提督です。
僕はポール・マッカートニーの音楽が好きです。日本では、というかおそらく世界的に見て、ポールよりはジョン・レノンの音楽のほうが評価がいくぶん高いみたいですね。とくにビートルズの解散後は「ポール・マッカートニーの音楽は商業的だ!堕落している!」みたいに言われることが多かったかもしれない。ポールの音楽にはジョンのような思想性がない、みたいに。まあ、たしかにそうかもしれない。でもポールの作る音楽には彼ならではの、独特の軽みと温かみがあって、それでいて意外に甘ったるくならないんです。僕はそういうところが好きです。もちろんジョン・レノンの音楽も素晴らしいとは思いますけど、それはそれとして……。
で、やたらいっぱいあるポールのアルバムから、どの一枚を選ぶかというと、僕は初期の作品「RAM」を選びます。これ、世間的にそれほど高い評価を受けているアルバムではないみたいだけど、僕はなぜかこれが大好きで、よく聴いています。中でも「アンクル・アルバートとハルゼー提督」が好きです。途中で曲調がガラッと変化するところなんか、いかにもポールという感じでたまらないですよね。
聴いてください。独立後まもないポール・マッカートニーの歌う「アンクル・アルバートとハルゼー提督」
*正文中的写法是“拉姆齐提督”。
我喜欢保罗·麦卡特尼的音乐。在日本,或者说,恐怕放眼全世界,约翰·列侬的音乐评价似乎比保罗稍高一些。尤其在披头士解散之后,人们可能常常会说:“保罗·麦卡特尼的音乐太商业化了!堕落了!”还会说,保罗的音乐没有约翰那种思想性。嗯,或许确实如此。不过,保罗写的音乐有他独有的轻盈与温暖,而且意外地并不甜腻。我喜欢的就是这一点。当然,约翰·列侬的音乐也很出色,不过那是另一回事……
那么,从保罗数量多得惊人的专辑里选哪一张呢?我会选早期的《RAM》。这张专辑在世人那里似乎没有得到特别高的评价,但我不知为什么特别喜欢它,经常听。其中尤其喜欢《Uncle Albert/Admiral Halsey》。中途曲风骤然变化的地方,实在很有保罗的味道,让人欲罢不能。
请听独立活动不久的保罗·麦卡特尼演唱的《Uncle Albert/Admiral Halsey》。
Glenn Gould Plays Bach / The English Suites Complete
CBS/Sony
映画『羊たちの沈黙』の中で、ハンニバル・レクター博士はガラス張りの独房の中で聴く音楽として、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」を選んでいました。グレン・グールドの、亡くなる直前の新しい吹き込みの方ですね。レクター博士、なかなか賢明なチョイスだとは思いますが、もし僕が独房に入れられるとしたら――もちろんぜんぜん入れられたくなんかないですが、もし入れられるとなったら――僕はおそらく同じグレン・グールドの演奏でも、バッハの「イギリス組曲」を「独房の一枚」として選びたいと思います。
「イギリス組曲」、なぜか昔から好きなんですよね。同じグールドが弾いていても、「ゴルトベルク」のような強烈なカリスマ性はないんだけど、一音一音がなぜか僕の心にぎゅんと染みついています。この曲集、並のピアニストが普通に弾くとけっこう退屈な音楽になってしまいがちなんだけど、グールドの演奏は聴きどころ満載で、何度聴いても飽きません。とくに左手が、生きた動物のように強靱(きょうじん)に動き回る様を目の当たりにしていると、わくわくしてしまいます。右手の内省に対する左手の自我、みたいな構図なのかなあ。
グールドの演奏では、ブラームスの曲集も好きで、どっちにしようかとちょっと迷ったんだけど、やはりバッハは深いです。繰り返し聞くのなら、どうしてもこちらになります。
組曲第一番の一曲目「プレリュード」を聴いてください。
电影《沉默的羔羊》中,汉尼拔·莱克特博士在玻璃牢房里听的音乐,选的是巴赫《哥德堡变奏曲》,是格伦·古尔德去世前不久重新录制的那个版本。我觉得莱克特博士的选择相当明智。不过,如果我被关进牢房——当然,我完全不想被关进去;但要是真被关进去——即使同样选格伦·古尔德的演奏,我大概会把巴赫《英国组曲》选作“牢房里的一张唱片”。
不知为什么,我从很久以前就喜欢《英国组曲》。即便同样由古尔德弹奏,它没有《哥德堡变奏曲》那种强烈的魅力光环,但每一个音却不知为何深深沁入我的心里。这套曲集,如果普通钢琴家照常演奏,很容易变成相当乏味的音乐;古尔德的演奏却处处值得细听,怎么听都不会腻。尤其看着他的左手像活着的动物一样强健地游走,实在让人兴奋。也许是右手的内省,与左手自我意识之间的构图吧。
古尔德演奏的勃拉姆斯曲集,我也很喜欢,曾稍稍犹豫要选哪一个。不过,巴赫毕竟深邃。如果要反复聆听,还是非它不可。
请听第一号组曲的第一曲《Prelude》。
In Stockholm
Verve Records
テナー・サックスの名手、スタン・ゲッツは長いキャリアの中で数々の名盤を残していますが、僕はそれほど世評(せひょう)の高くない「Stan Getz in Stockholm」をあえて「一生もの」の一枚として選択しました。「オーバー・ザ・レインボー」を聴いてください。
このレコードはタイトルのとおり、ゲッツがスウェーデンで録音したものです。バックのリズムセクションはすべてスウェーデンのミュージシャンです。
1955年の録音ですが、ゲッツはこの時期、麻薬とアルコールの濫用(らんよう)で身体がぼろぼろになって、ヨーロッパに逃げのびているような状態でした。おまけに感染症にかかって、重い肺炎を患い、しばらくのあいだ演奏活動もストップしていました。それでもなんとか体調を回復し、久しぶりに楽器を手に取って、現地のミュージシャンと共にスタジオに入り、レコーディングを行います。
でもこれがいいんですよね。決して意欲的なアルバムでもないし、取り上げられた曲も無難なスタンダードばかりだし、いつもとは違う環境で、おまけに肺炎あがりの身で、なんだか恐る恐る楽器を吹いているようなところもあるんだけど、そのぶん虚心坦懐(きょしんたんかい)というか、生来(せいらい)の歌心が穏やかに湧き出ていて、ゲッツ・ファンとしては、そのあたりがなんともいえず愛おしいんです。好調時のゲッツの熱っぽさは残念ながらここではうかがえませんが、そのぶん彼のアイドルであったレスター・ヤングを彷彿(ほうふつ)とさせる、温かくたおやかな演奏になっています。そんなわけで、僕はあくまで個人的にこのレコードをひいきにしております。
次中音萨克斯名家斯坦·盖茨在漫长的生涯中留下过许多名盘,但我刻意把世评没有那么高的《Stan Getz in Stockholm》选作“一生的唱片”。请听《Over The Rainbow》。
这张唱片如标题所示,是盖茨在瑞典录制的。伴奏的节奏组全是瑞典音乐人。
这是 1955 年的录音。那段时期,盖茨因滥用毒品与酒精,身体几乎垮了,正像是逃往欧洲一样。更糟的是,他又感染了疾病,患上严重肺炎,一度停止了演奏活动。尽管如此,他总算恢复了一些身体状况,久违地拿起乐器,和当地音乐人一同走进录音室,完成了录音。
可这就是好啊。它并不是一张野心勃勃的专辑,选的曲子也都是稳妥的标准曲;环境不同,再加上刚从肺炎中恢复,甚至有点小心翼翼地吹奏乐器的感觉。正因为如此,却有一种心无杂念、坦荡自然的气息,他天生的歌唱性也安静地涌了出来。作为盖茨的乐迷,我对这些地方有一种说不出的怜爱。遗憾的是,他状态最佳时那种炽热在这里看不到了;取而代之的,是让人想起他偶像莱斯特·杨的温暖、柔和的演奏。因此,我完全出于个人偏爱,格外袒护这张唱片。
エルヴィス・プレスリーもその長いキャリアの中で、実に数多くのアルバムを出していて、一枚を選ぶのにたいへん苦労します。僕は彼が陸軍を除隊したあとにおこなった一連の吹き込み――「サッチ・ア・ナイト」なんかが入っているやつですね――そのあたりが個人的に好きなんだけど、一枚のレコードだけを選べと言われたら、やはりこの最も初期のアルバム、1956年にリリースされた彼のデビューLP「Elvis Presley」に手が伸びてしまいます。レコード会社はRCA。これはまた、僕が最初に買ったエルヴィスのレコードでもあります。高校時代、レコードが擦(す)り切れるまで聴き込みました。だから今日おかけするのは後日、新たに買い直したレコードです。
このアルバムの中で僕がいちばん気に入っている曲を聴いてください。
「ワン・サイディッド・ラブ・アフェア」です。「ブルー・ムーン」もいいですが、これは以前にこの番組でおかけしたことがあります。二十歳になったばかりのエルヴィスの歌声は、メーターが振り切れるくらい力強く、そして異様なばかりに生々しいです。
埃尔维斯·普雷斯利在漫长的生涯中发行过实在太多专辑,要选一张很困难。我个人喜欢他退伍后录制的一系列作品——比如收录了《Such A Night》的那些——但如果只能选一张唱片,手还是会伸向这张最早期的专辑:1956 年发行的出道密纹唱片《Elvis Presley》,唱片公司是 RCA。这也是我买的第一张埃尔维斯唱片。上高中时,我把它听到唱片磨损,所以今天播放的是后来重新买的一张。
请听这张专辑里我最喜欢的曲子。
《One Sided Love Affair》。《Blue Moon》也很好,不过以前已在这个节目播放过。刚过二十岁的埃尔维斯,歌声强劲得仿佛仪表指针都要冲出刻度,甚至鲜活得近乎异常。
Arthur Prysock / Count Basie
Verve Records
今夜は「村上の一生ものレコード」というタイトルで、僕が大事にしていつまでも聴いていたいというレコードをおかけしています。
アーサー・プライソックは日本ではあまり知られていませんが、ビリー・エクスタインの流れを汲む黒人歌手で、深いバリトン・ヴォイスでアメリカ本国ではずいぶん人気を博していたようです。ジャズというよりはクルーナーに近い歌手です。でも、このカウント・ベイシーとの共演盤では、気持ちよく軽快にスイングするベイシー・バンドをバックに、しっかりジャズっぽく決めています。ちょうどコルトレーンをバックにしたときのジョニー・ハートマンみたいに。
聴いていただく曲は「What Will I Tell My Heart」。君と別れたこと、相手が他人なら、なんとでも言い訳できる。でも僕自身のハートに向かって、いったいどう説明すればいいんだろう? うーん、切ない失恋の歌ですね。
僕はたしか17歳のときに、神戸の元町商店街の日本楽器でこの輸入盤を買い求めました。17歳の少年が、どうしてこんな渋い内容のレコードを選んで買うことになったのか、そのへんの経緯はよく覚えていませんが、とにかくこのレコードをすっかり気に入ってしまい、長年にわたる僕の愛聴盤になっています。伝説的録音エンジニア、ルディー・ヴァン・ゲルダーの録音がとりわけ素晴らしく、とくにフレディ・グリーンの刻むリズム・ギターがくっきり明瞭に聞こえるところが、なんとも言えず良いです。
今晚以“村上一生的唱片”为题,为大家播放我珍视着、想永远听下去的唱片。
阿瑟·普赖索克在日本不太知名。他是一位承继比利·艾克斯汀风格的黑人歌手,以深沉的男中音在美国本土似乎很受欢迎。与其说他是爵士歌手,不如说更接近 crooner。不过,在这张与康特·贝西合作的唱片中,他以轻快摇摆、令人舒心的贝西大乐队为背景,十足地唱出了爵士味道,有点像约翰尼·哈特曼与科尔特兰合作时那样。
请听《What Will I Tell My Heart》。和你分手这件事,如果要对别人说,我总能找出各种借口。可面对我自己的心,到底该怎样解释呢?嗯,是一首令人心碎的失恋歌。
我记得十七岁时,在神户元町商店街的日本乐器店买下了这张进口唱片。一个十七岁的少年为什么会挑中这样渊深的唱片来买,具体经过已经不太记得了。总之,我彻底喜欢上了这张唱片,多年来它一直是我的爱听盘。传奇录音工程师鲁迪·范·盖尔德的录音尤其精彩,特别是弗雷迪·格林弹出的节奏吉他,听得清晰分明,实在妙不可言。
Walking Man
Warner Bros. Records
永遠の好青年、ジェームズ・テイラー。僕は彼の作品はだいたい全部揃えていますが、中でもいちばん好んで聴いているのは、「Walking Man」だと思います。
リチャード・アヴェドンのモノクロ写真を使ったレコード・ジャケットも秀逸(しゅういつ)だけど、中身の方も素晴らしい出来です。何度聴いても心がじんわりと和みます。まるで居心地の良い座り馴(な)れた椅子に座ったみたいな。
収められたオリジナル曲はどれもそれぞれに、するめのような長持ちのする味わいがあるし、デヴィッド・スピノザのアレンジも見事です。ブレッカー・ブラザーズもバック・バンドに入っています。1974年の録音、この時代の最良のサウンドがレコード全体にぎっしりと詰まっているみたいです。
永远的好青年,詹姆斯·泰勒。他的作品我几乎都收齐了,其中最喜欢听的,大概是《Walking Man》。
使用理查德·阿维顿黑白照片的唱片封套固然出色,内容也非常好。无论听多少遍,心都会慢慢放松下来,仿佛坐进一把舒适、早已坐惯的椅子里。
收录的原创曲每一首都有自己那种像鱿鱼干一样经久耐听的滋味,大卫·斯皮诺扎的编曲也很精彩。布雷克兄弟也参与了伴奏。1974 年的录音,那个时代最好的声音仿佛都密密实实地装进了整张唱片。
Mozart Clarinet Quintet K.581 Divertimento In F K.247
London Records
モーツァルトの室内楽曲で「一生もの」として選びたいものは、なにしろいっぱいあります。カルテットの「ハイドン・セット」とか、弦楽五重奏曲とかね。でもクラリネット好きの僕としては、最終的にはやはりイ長調のクラリネット・クインテットを選びたいと思います。いかにもウィーン風のたおやかな雰囲気を持つ名曲です。クラリネット協奏曲もいいですが、こちらの方が音楽の構造がより立体的に見通せて、何度聴いても飽きません。
そんなわけで、この曲、優れた演奏はたくさんあるんだけど、いかにもウィーンという風情(ふぜい)が濃く漂う、ウィーン八重奏団メンバーの演奏したレコードを選びました。肩の力がすっと抜けていて、でも音楽の背骨は半端なくまっすぐ伸びています。ウィーン八重奏団はウィーン・フィルハーモニーの楽団員で構成された室内楽団で、ここでは名手アルフレート・ボスコフスキーがクラリネット・ソロを受け持っています。1963年の古い録音ですが、実に聴き飽きしないんですよね、これが。頭から尻尾までピュアなモーツァルトが詰まっています。
「クラリネット五重奏曲」の第一楽章「アレグロ」を聴いてください。
要从莫扎特的室内乐中选一张“一生的唱片”,可选的实在太多了。比如四重奏里的“海顿组曲”,还有弦乐五重奏。不过,作为一个喜欢单簧管的人,我最后还是会选 A 大调单簧管五重奏。这是一首带着十足维也纳式温婉气息的名曲。单簧管协奏曲也很好,但这一首更能立体地看清音乐的结构,无论听多少遍都不会厌。
因此,这首曲子虽然优秀演奏很多,我选的却是维也纳八重奏团成员演奏的唱片,里面浓浓散发着“这才是维也纳”的风情。它听起来毫不费力,但音乐的脊梁却伸得笔直有力。维也纳八重奏团由维也纳爱乐乐团成员组成;在这张唱片里,名手阿尔弗雷德·博斯科夫斯基担任单簧管独奏。虽然是 1963 年的老录音,却实在怎么听都不腻。从头到尾,满满都是纯粹的莫扎特。
请听《单簧管五重奏》第一乐章《Allegro》。
なにはともあれ、ドアーズを外すわけにはいきませんよね。「ストレンジ・デイズ」にしようか、「ザ・ドアーズ」にしようかけっこう迷ったんですが、結局彼らのデビュー・アルバム「ザ・ドアーズ」を入れることにしました。「ライト・マイ・ファイア(Light My Fire)」のはいっているやつですね。
「ソウル・キッチン」を聴いてください。「君のソウル・キッチンで一晩眠らせてほしい。君のやさしいストーブで僕の心を温めてほしい」。ジム・モリソン・ワールド、まさに全開というところですね。うちにあるLPはオリジナル・モノラルです。タイトなモノラル録音でじっくり聴いてください。
このアルバムを聴くと、彼らの音楽のコンセプトがそもそもの最初から既に強固に確立されていたことがわかります。「奇跡的に」という言葉を使いたくなるくらい、びしっと完成されたアルバムです。適当につくられたトラックがひとつもありません。どれをとってもしっかり聴き応えがあります。
无论如何,都不能把 The Doors 排除在外吧。选《Strange Days》还是《The Doors》,我犹豫了很久,最后还是决定放入他们的出道专辑《The Doors》,就是收录《Light My Fire》的那张。
请听《Soul Kitchen》。“让我在你的灵魂厨房里过一夜,让你的温柔炉火温暖我的心。”吉姆·莫里森的世界,在这里可说是火力全开。我家里的密纹唱片是原版单声道。请细细听一听这紧凑的单声道录音。
听这张专辑就会明白,他们的音乐理念从一开始便已牢固确立。简直想用“奇迹般地”来形容,这是一张完成度极高的专辑。没有一首敷衍制作的曲目,每一首都很值得好好听。
Interplay
Riverside Records
ピアニストのビル・エヴァンズが1962年にリバーサイド・レコードから出したアルバム、「インタープレイ」、これは僕が最初に買ったエヴァンズのレコードですが、どうしてこれを買ったのか、これもまたよく覚えていません。どうしてでしょうね? というのは、エヴァンズのリーダー・アルバムはピアノ・トリオ編成の演奏が中心で、管楽器が入ったものは数が少ないからです。そして世間的に人気があるのも、だいたいがピアノ・トリオものです。でもなぜか僕はトランペットのフレディ・ハバードと、ギターのジム・ホールが入った、ちょっとユニークなクインテット編成のこのアルバムからビル・エヴァンズの世界に入っていって、そこが僕にとっての原点みたいになっています。
エヴァンズのリリカルなピアノに、トランペットとギターの加わったサウンドがなんとも言えず心地よいんですよね。もちろんエヴァンズのピアノ・トリオものも愛聴していますが、個人的なチョイスの一枚となると、僕は最終的にこの「インタープレイ」というアルバムを選ぶような気がします。
時間まで聴いてください。タイトル曲の「インタープレイ」、エヴァンズの書いたクールなブルーズ曲です。これもまた、うちにあるモノラル盤なので、モノラルの音で聴いてください。
钢琴家比尔·埃文斯 1962 年在 Riverside Records 发行的专辑《Interplay》,是我买的第一张埃文斯唱片。可我为什么会买它,这件事也不太记得了。为什么呢?因为埃文斯作为领队的专辑,基本以钢琴三重奏为主,有管乐器加入的很少;而且世人比较喜欢的,大体也都是钢琴三重奏作品。不过,不知为什么,我是从这张有小号手弗雷迪·哈伯德和吉他手吉姆·霍尔加入、编制有点独特的五重奏专辑,走进比尔·埃文斯的世界。这张唱片也就成了我的原点。
埃文斯抒情的钢琴,加上小号和吉他的声音,舒适得难以形容。当然,埃文斯的钢琴三重奏作品我也很爱听,但若要选一张个人选择的唱片,我想最后还是会选这张《Interplay》。
请听到时间结束。标题曲《Interplay》,是埃文斯写的一首冷静的布鲁斯。这也是我家的单声道唱片,请用单声道的声音来听。
The Best Of Paul Desmond
Epic Associated
今日のクロージング音楽は、アルトサックス奏者ポ-ル・デズモンドの演奏する「ロマンス・デ・アモール」、「禁じられた遊び」のテーマです。
今天的结束音乐,是中音萨克斯手保罗·戴斯蒙演奏的《Romance De Amor》,也就是电影《禁忌的游戏》的主题曲。