~マイ・フェイバリットソングズ&
リスナーメッセージに答えます4~
~我喜爱的歌曲与听众留言回复·第四辑~
こんばんは、村上春樹です。僕はこの番組をもう七十回以上続けていますが、なにしろ月一回という変則的なプログラムだし、たいしたこと話してないし、徹底して身勝手な選曲で音楽をかけてますし……、そんな番組を毎回熱心に聴いてくださる人って、いったいどれくらいいるのかなあと考え出すと、ついつい弱気になってしまいます。
「聴いてるかい?」と声をかけたら、全国のリスナーが一斉に「おお!」とか雄叫びをあげてくれると、「ああ、そうか、これくらいか」とかわかりやすくていいんですが、そんなこともできないですしね。
<オープニング曲>
Donald Fagen「Madison Time」
というわけで今日はリスナーのみなさんからいただいたメールを読みます。そして、そうか、こういう人たちがこの番組をちゃんと聴いてくださっているんだと、とりあえず実感しちゃおうかと思います。まあ、紹介できるメールの数も限られていますが、できるだけ数多くのお便りを紹介したいと思います。もちろんその間に、素敵で身勝手な村上音楽がかかりますよ。
大家晚上好,我是村上春树。这个节目已经做了七十多期,不过毕竟是一个月一次的非固定节目,聊的也不是什么大事,播放的音乐更是彻头彻尾地按我的任性来选……一想到究竟会有多少人每期都认真收听这样的节目,不免就有点泄气。
要是我喊一声:“大家都在听吗?”全国的听众能齐声发出“噢——!”之类的吼声,那我就能明白:“啊,原来有这么多人。”这样就简单多了,不过显然没法这么做。
<开场曲>
唐纳德·费根《Madison Time》
所以今天,我要读一读各位听众寄来的邮件。然后,姑且亲身感受一下:“原来是这些人在认真收听这个节目啊。”当然,能够介绍的邮件数量有限,不过我想尽可能多地读一些来信。其间,当然也会播放美妙而任性的村上音乐。
Live At The Lighthouse
Blue Note
The Three Soundsの演奏です。ブルーズ・マーチ、ライブ録音です。
イラク在住の方からお便りをいただきました、シベリーさん、男性、43歳の方です。
<現在仕事で中東某国(イラク)に単身赴任中ですが、毎月楽しみに拝聴しています。日本からDENONのオーディオ機器とKEFのスピーカー(iQ30)を持ってきているので、ハードシップの高い海外生活ではありますが、それなりに良い音響で村上さんの選曲される音楽を穏やかに楽しませてもらっています。村上さんに質問ですが、これまでアメリカやイタリア、ギリシャなど海外生活をされてきた際の、お部屋の音響設定はどのようにされていましたでしょうか?>
僕はヨーロッパに住んでいる時はJVCの大型のラジカセと、SONYウォークマンで音楽を聴いていました。当時はカセット・テープ全盛でしたから、それで間に合わせていました。日本にいるときは、JBLのでかいスピーカーでがんがん音楽を聴いていたんで、落差は大きかったけど、まあ、たまにはそういうスッキリした生活もいいものです。
アメリカに住んでいる時には、僕もKEFのトールボーイのスピーカーを手に入れて使っていました。KEF、イギリスの伝統あるスピーカーメーカーですね、懐かしいなあ。DENONはその昔、DP-3000というダイレクト・ドライブのプレーヤーを使っていました。かなり乱暴に扱っても、何十年まったく壊れなかった実にタフなプレーヤーでした。
イラクにお住まいということですが、最近の政情はいかがでしょうか?僕はイラク戦争の時に「イラクは暗い」というシンプルな回文を作りました。それにちょっと尻尾をつけて「イラクは暗い。もうヨルダン」っていうんだけど……、くだらないですね。ともかくお元気で無事にお過ごしください。しかし「もうヨルダン」って、ラジオネームにいいかもね。よかったら今度使ってみてください。
次は「牛に引かれていきなりステーキ」さんからのメールです。千葉県在住の女性、35歳。これは僕が差し上げたラジオネームですね。使っていただいて、ありがとうございます。
<20歳の時に津田沼のくまざわ書店で村上さんの『ノルウェイの森』を買いました。2月2日に閉店してしまいました。26年間、よく通いました。最終日、すごくさみしくてなみだがでました。今、本屋がなくなりつつあります。本屋へ行っても本が少なかったり。私は本が消えてしまったら、というか本というものを人が触らなくなったら、私個人的にダメになるだろうと思います。私は死ぬ間際まで本を読み続けるでしょう。>
僕は一時期、千葉県の習志野市に住んでおりまして、津田沼には乗り換えのときによく立ち寄りました。習志野にいるときに『羊をめぐる冒険』という小説を書きました。
そうですか、うん、長年行きつけの書店がなくなると、明かりがひとつ消えたような気がしますよね。町の書店って、時間が余ったときにちょっと入って時間を潰すのにいいんですよね。で、そんな風にぶらぶら書棚を見て回っているうちに素敵な本に出会ったりしてね。そういう時間は貴重です。
ところでわりに最近読んだ中で心に残ったのは、『アントンが飛ばした鳩』(*『アントンが飛ばした鳩――ホロコーストをめぐる30の物語』白水社)という本です。著者はバーナード・ゴットフリードという人で、柴田元幸さんと広岡杏子さんが訳しています。これはナチの強制収容所を生き延びたユダヤ人のメモワールで、そう言うと「なんだ、またホロコーストものかよ」とか言われそうなんだけど、これがいいんです。きりきりしたところのない、ゆるやかに自然な文章で、ユーモアとペーソスに溢れて、最後にほろっとさせられます。
読み終えたあともこの本はそのまま本棚に残しておきたい……そういう気持ちって大事ですよね。紙の本、いいものです。
请听 The Three Sounds 的演奏,《Blues March》,现场录音。
收到了一封来自居住在伊拉克的听众的来信。西贝里先生,43 岁,男性。
<我目前因工作独自外派到中东某国(伊拉克),每个月都很期待收听节目。我从日本带来了 DENON 的音响设备和 KEF 的扬声器(iQ30),所以虽然海外生活相当艰苦,还是能够用还不错的音响,安静地享受村上先生所选的音乐。想请教村上先生,您过去在美国、意大利、希腊等海外居住时,房间里的音响是怎样配置的?>
我住在欧洲时,是用一台 JVC 的大型收录机和 SONY 随身听听音乐的。当时正是磁带最盛行的时期,也就用它们将就过去了。在日本时,我是用 JBL 的大音箱轰轰烈烈地听音乐,落差当然很大。不过,偶尔过一过那种清爽简单的生活,也挺好。
住在美国时,我也买了一对 KEF 的落地式音箱来用。KEF,英国历史悠久的扬声器厂商啊,真让人怀念。DENON 的话,我以前用过一台叫 DP-3000 的直驱唱盘。哪怕用得相当粗放,几十年都完全没坏过,实在是一台坚固耐用的唱盘。
您住在伊拉克,不知道最近的政局怎么样?伊拉克战争时,我曾编过一句简单的回文:“伊拉克很暗”(イラクは暗い)。后来又给它加了点尾巴:“伊拉克很暗,已经约旦了”(イラクは暗い、もうヨルダン)……真够无聊的。〔译注:后半句“もうヨルダン”借“约旦”与“夜晚”相关的日语语音来延续前句的回文式趣味。〕总之,请保重身体,平安度日。不过,“已经约旦了”这个词,说不定挺适合作为电台昵称。愿意的话,下次不妨用用看。
接下来是一位昵称叫“被牛牵着突然牛排”的听众寄来的邮件,居住在千叶县的 35 岁女性。这是我给她取的电台昵称,感谢您一直在用。〔译注:原昵称把日本俗语“被牛牵着去善光寺”的后半部分,换成了连锁牛排店名“突然牛排”。〕
<二十岁时,我在津田沼的熊泽书店买了村上先生的《挪威的森林》。那家书店在二月二日关门了。二十六年来,我常去那里。最后一天,我非常难过,流了眼泪。如今书店正在消失,即便去书店,书也很少。我想,如果书消失了,或者说,如果人们不再触摸这种叫作书的东西,我个人大概就不行了。我会一直读书,读到临终前一刻。>
我有一段时间住在千叶县习志野市,换乘时常会在津田沼停留。我在习志野住的时候,写了小说《寻羊冒险记》。
是吗。嗯,常去多年的书店消失了,就像一盏灯熄灭了似的。街上的书店,最适合在有空时进去打发一下时间。就这样在书架间慢慢看着看着,会遇到很棒的书。这样的时光很珍贵。
顺便说一句,近来读过的书里,给我留下印象的是《安东放飞的鸽子》(《安东放飞的鸽子——围绕大屠杀的三十个故事》)。作者是伯纳德·戈特弗里德,由柴田元幸和广冈杏子翻译。这是一本纳粹集中营幸存犹太人的回忆录。说到这里,可能有人会说:“怎么,又是大屠杀题材啊?”可这本书很好。文字毫不紧绷,舒缓而自然,充满幽默与悲情,读到最后会让人眼眶发热。
读完之后,还想把它原样留在书架上……这种心情很重要。纸质书,真是好东西。
Reimagines Gershwin
Disney Pearl Series
ブライアン・ウィルソンが歌います。「I've Got A Crush On You」君にくびったけ。
「納豆キング・コール」さんからメールをいただきました。これも僕が差し上げたラジオネームですね。我ながら意味もないことをよく思いつくものです。56歳、女性、この方も千葉県在住です。
<私の近所のうなぎ屋さんでは、鰻重の松竹梅がなくて、いさぎよく一種類だけです。かえって悩んだり迷ったりすることもなく注文できるのが、気に入っています。味気ないような気もしますが。いつかは「松!」と勢いよく言ってみたいですね。>
そうか、松竹梅のランクがない鰻屋さんなんだ。面白いですね。昔、ロシア革命のあとで、革命政府が軍隊の階級を一時的になくしたという話を思い出しました。でもそうしたら軍隊が成り立たなくなってしまって、また階級を復活したということです。鰻とはあまり関係ないかもしれませんけど。
「子会社の野猫さん」58歳、女性からやはり鰻に関する情報をいただきました。茨城県の方です。
<村上さん、こんにちは。鰻の件ですが、私の通っていた鰻屋で松竹梅の違いを聞いたことがあります。店の人は「あ、それ、よく上中下とか品質のこと言ってるって勘違いしてる人多いけど、単純に鰻の大きさのことです」と答えてくれました。だから大きいと脂も多いのでこってりが好みじゃないなら梅、中くらいの脂ののりがいいなら竹、脂ギトギトなら松っていうことらしいです。だから竹でいいのではと思いました。>
はっ、そうなんですか。うな重の松竹梅はただの鰻のサイズの問題だったんだ。洋服のLMSみたいなものですね。だとしたらこれからも、堂々と自信をもって竹を食べ続けることにします、はい。
请听布莱恩·威尔逊演唱的《I've Got A Crush On You》,也就是“我迷上你了”。
收到了一封来自“纳豆王·科尔”的来信。这也是我给她取的电台昵称。我还真会想出这种毫无意义的东西啊。56 岁,女性,这位听众也是住在千叶县。
<我家附近的鳗鱼店没有松、竹、梅之分,干脆只卖一种鳗鱼饭。这样反而不用烦恼、犹豫就能点餐,我很喜欢。虽然也觉得有点没意思。总有一天,真想气势十足地喊一声:“松!”>
原来是一家没有松竹梅等级之分的鳗鱼店啊,真有意思。这让我想起俄国革命之后,革命政府曾一度废除了军队的等级。可这样一来军队就无法运作,后来又恢复了等级。据说是这么回事。当然,这和鳗鱼可能没什么关系。
另一位昵称“子公司的野猫”的听众,58 岁女性,也提供了关于鳗鱼的信息,来自茨城县。
<村上先生,您好。关于鳗鱼,我曾经问过常去的鳗鱼店,松竹梅有什么区别。店员回答:“啊,很多人误以为是在说上中下、品质好坏,其实只是鳗鱼大小的区别。”所以,大的脂肪也多,如果不喜欢太油腻就选梅;喜欢适中油脂就选竹;爱吃满口油脂的就选松。这样看来,我觉得选竹就可以了。>
哈,原来是这样吗?鳗鱼饭的松竹梅,原来只是鳗鱼个头大小的问题,跟衣服的 L、M、S 一样。既然如此,今后我也会坦坦荡荡、充满自信地继续吃竹,好的。
Back To Bacharach
Universal Music TV
マイケル・ボールが、バート・バカラックが比較的近年につくった曲「This House Is Empty Now」を歌います。作詞はエルヴィス・コステロ。
名曲です。
重機ヘビさん、30歳、男性、兵庫県の方からのメールです。
<僕は普段重機に乗りながら番組を聴いています。重機での作業と音楽、不思議と相性いいんです。ユンボに蛇の頭そっくりの小割機をセットして、コンクリートをガジガジと齧るように割っていく仕事なんですが、素晴らしい音楽を聴いていると、味気ないコンクリートに極上の味が付いて、蛇になった自分がそれを味わって食べているような感覚になります。そうそう、蛇と言えば、年末のヘビさん宛てのスピーチはとても良かったです。ヘビーなお仕事……なかなか思いつかないです。あれを聞いて僕、重機ヘビからも何かお返事を書かなきゃなと思って筆を取った次第です。>
はい、お便りありがとうございます。しかしコンクリートをがじがじ削ったりしていると、かなりでかい音が出ると思うんですが、そんなうるさい中で音楽を聴けるものなのかな?ちょっと想像がつきません。それはそうと、普段いったいどのような音楽を聴きながらお仕事をなさっているんでしょうね。やはり「ヘビメタ」でしょうか? キャノンボール・アダレイの『ワーク・ソング』は試してみられましたか? これを聴きながらヘビーな重機を操作すると、あるいは仕事が捗るかもしれません。
迈克尔·鲍尔演唱伯特·巴卡拉克近年创作的《This House Is Empty Now》,作词是埃尔维斯·科斯特洛。
这是一首名曲。
昵称“重机蛇”的听众,30 岁,男性,来自兵库县。
<我平时一边驾驶重型机械一边听节目。重型机械作业和音乐,不知为什么很搭。我给挖掘机装上一个形状酷似蛇头的破碎锤,把混凝土像蛇啃东西一样咔嚓咔嚓地咬碎。听着绝佳的音乐时,索然无味的混凝土仿佛被赋予了极品滋味,我便像一条蛇,品尝着它、吃着它。对了,说起蛇,您去年年底给蛇年人士的致辞非常好。“重重的工作”……真是不容易想到。听到那段话,我觉得重机蛇也该回信,于是提笔写了这封信。>
好的,谢谢来信。不过,咔嚓咔嚓地打碎混凝土,想必会发出相当大的声音。在这么嘈杂的环境里,真的能听音乐吗?我有点无法想象。话说回来,您平时工作时到底听什么音乐呢?该不会是“蛇重金属”吧?您试过坎农波尔·阿德利的《Work Song》吗?听着它操作沉重的重机,也许会更有效率。〔译注:原文“ヘビメタ”通常指 heavy metal(重金属),此处又与蛇“ヘビ”谐音。〕
パティ・スミスの歌う「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」を聴いてください。
僕がドイツのある新聞社の賞をもらったとき、パティさんがお祝いにベルリンでの表彰式に出席して、ギターの弾き語りで歌を歌ってくれました。新聞社がダメ元で招待したら、気軽に引き受けてくれて、「飛行機代いらないわよ。マイレージが余ってるから」と言われたそうです。ブレヒトがかつて定宿にしていたベルリンの古いホテルの予約を取ってほしいというのが、彼女の出した唯一の要望でした。パティさんと二人で一緒にご飯を食べて、いろんな話をしましたが、とても素敵で面白い人でした。
「せいのほう」さん、50歳男性、群馬県の方です。今日はなんだか関東近県の方が多いですね。
<村上RADIOをはじめて通して聴きました。以前はこのラジオがはじまると舌うちをしてオフにしていましたが、それは間違いでした。舌を70回うってようやく気がつきました。良質な音楽とおしゃべりに包まれた幸せな時間でした。私はずいぶんもったいないことをしていたんだなと反省しています。また聴きます。>
はあ、そうですか、この番組が始まると「ちぇっ」と舌打ちしてスイッチを切っていたんだ。舌打ちするってところが音声付きリアルで、なかなかかっこいいですね。「ふん、なんだよ、また村上かよ」って、不快な気持ちになっていたんだ。その気持ちはなんとなくわかります。ときどき僕も、自分が僕であることに対して「ちぇっ」と舌打ちしたくなりますからね。そしてその数は70回どころではとても収まらないと思います。
しかし実際に番組を聴いてみたら、思いのほか楽しんでいただけたということで、僕としても喜んでいます。僕も人の子ですから、舌打ちされるよりは、にっこりされる方がもちろん嬉しいです。
请听帕蒂·史密斯演唱的《After The Gold Rush》。
我获得德国某家报社颁发的奖项时,帕蒂小姐专程到柏林的颁奖典礼祝贺我,并自弹自唱了一首歌。那家报社抱着试试看的心态邀请她,没想到她爽快地答应了。据说她还说:“不用给我机票钱,我的里程积分多着呢。”她唯一提出的要求,是希望预订柏林一家老酒店;布莱希特过去曾把那里作为固定住处。我和帕蒂小姐一起吃了饭,聊了许多事。她是一个非常迷人、也很有意思的人。
昵称“性方面”的听众,50 岁男性,来自群马县。今天不知为何,关东近县的听众特别多啊。
<我第一次从头到尾听完村上 RADIO。以前一到这个电台节目开始,我就会咂舌一声,把它关掉,那是我错了。咂舌咂了七十次,我才终于明白。那是一段被优质音乐和聊天包围的幸福时光。我反省,原来我一直错过了这么宝贵的东西。我还会再听。>
哦,是这样吗?原来这个节目一开始,您就会“啧”地咂舌一声,然后关掉开关。“咂舌”这一点带着声音,格外真实,挺帅的嘛。您当时大概是带着不快的心情想:“哼,搞什么,又是村上啊。”这种心情,我好像也能理解。有时,我自己也会因为“我是我”这件事而想“啧”地咂舌。那次数恐怕远远不止七十次。
不过,您实际听了节目之后,发现比想象中享受,我作为节目主持人也很高兴。我也是个普通人,比起被咂舌,当然更喜欢看到别人微笑。
曲はデヴィッド・サンボーンの演奏する「Ballad Of The Sad Young Men」、悲しき若者のバラード。
そう言えば、サンボーンさん、亡くなってしまいました。往年のアート・ペッパーを思わせる切れのいいサウンドが特徴的でした。この曲は前にもかけたことがあるんですが、ご冥福を祈ってもう一度かけます。
接下来是大卫·桑伯恩演奏的《Ballad Of The Sad Young Men》,也就是“悲伤年轻人的叙事曲”。
说起来,桑伯恩先生去世了。他的特色,是那种让人想起盛年时期阿特·佩珀的利落音色。这首曲子以前播放过一次,今天为了悼念他,再放一次。
Red Pill Blues
222 Records / Interscope Records
マルーン5の「What Lovers Do」を聴いてください。
ハマの磯三郎さん、神奈川県 61歳男性からのメールです。
<行きつけのカフェ・ベローチェへ行くと必ず注文するのは「珈琲フロートとピーナッツサンドにジャムサンド」です。なぜなら、ワンコイン(500円)で愉しめたからです。しかしながら、先日足を運んでみると、なんと!ピーナッツサンドとジャムサンド共に150円に値上がりしていました。いやはや、困ったもんです 肌感覚で物価高の勢いを感じたお茶のひと時でした。村上さんのお気に入りの行きつけカフェはどこでしょう?>
珈琲フロートとピーナッツサンドにジャムサンド……、けっこうカロリーいってますね。余計なお世話かもしれませんが、ピーナッツサンドかジャムサンド、どちらかひとつになさった方がいいのではないでしょうか?
カフェ・ベローチェ、僕もときどき入ります。神宮球場に向かう道に店があるので、ヤクルト戦を観に行くときに、野球友だちとよくそこで待ち合わせました。でもピーナッツサンドもジャムサンドも食べたことはありません。おいしいですか?
カフェと言えば、僕はときどき「レタスドッグ」が食べたくなってドトール・コーヒーに入ります。それから、「PRONT(プロント)」でジム・ビームのハイボールを昼間から飲むのも、やさぐれた感じでナイスです。しかし物価高、困りますよね。
高野豆腐の七人さん(55歳、男性、石川県)。この方も僕が差し上げたラジオネームの方ですね。ちょくちょくメールをいただきます。お元気ですか?
<ウディ・アレンに詳しい村上春樹さんに質問です。彼の初期の映画「ウディ・アレンのバナナ」でかかっていた曲について教えてください。銃のバンバンという音がパーカッション代わりになって楽しく軽快な音楽です。30年くらい探し続けています。曲の解説もできたらお願いします。>
そうですか、30年も探し続けているんだ。それはどうもお疲れ様でした。「ウディ・アレンに詳しい」というほどの知識はありませんが、アレンさんの映画は大好きです。あなたの質問にお答えしますね。
この曲のタイトルは「Quierro la Noche」(夜を求めて)。作曲者はウディ・アレンと仲が良いマーヴィン・ハムリッシュ。歌っているのはYOMO TORO TRIOというグループです。「ウディ・アレンのバナナ」のサウンドトラック盤LPに入っていますが、今となっては入手はちょっと難しいかもしれません。
映画「ウディ・アレンのバナナ」には、まだ無名時代のシルヴェスター・スタローンが街のチンピラ役でちらっと出演していて、観るものを微笑ませてくれます。
请听魔力红演唱的《What Lovers Do》。
收到一封来自神奈川县、61 岁男性“滨之矶三郎”的来信。
<每次去常去的 Café Veloce,我必点的是“咖啡漂浮冰淇淋”、花生三明治和果酱三明治。因为过去用一枚硬币(500 日元)就能享受这些。然而,前些日子再去一看,居然!花生三明治和果酱三明治都涨价到了 150 日元。哎呀,真让人头疼。那是一段从切身感受中体会物价上涨势头的喝茶时光。村上先生常去、喜欢的咖啡馆是哪一家?>
咖啡漂浮冰淇淋,加花生三明治和果酱三明治……热量可不低啊。也许是我多嘴,不过花生三明治和果酱三明治,是不是最好二选一呢?
Café Veloce,我偶尔也会进去。去神宫球场的路上有一家,所以我去看养乐多队比赛时,常和一起看棒球的朋友在那里碰头。不过,花生三明治和果酱三明治,我都没吃过。好吃吗?
说到咖啡馆,我有时会突然想吃“生菜热狗”,就会去 DOUTOR Coffee。还有,白天就在 PRONTO 喝一杯金宾高球,也很有种自甘颓废的感觉,挺不错。不过物价上涨,确实让人头疼。
“高野豆腐的七人”(55 岁,男性,石川县)。这位也是我给取电台昵称的听众,经常寄来邮件。您还好吗?
<想问熟悉伍迪·艾伦的村上春树先生一个问题。请告诉我,他早期电影《香蕉》里播放的那首歌。枪声砰砰作响,像打击乐器一样,配上轻松欢快的音乐。我找了大约三十年。若能介绍一下这首歌,也就太好了。>
是吗,找了三十年啊,真是辛苦了。我称不上有多熟悉伍迪·艾伦,但很喜欢他的电影。我来回答您的问题。
这首歌名叫《Quierro la Noche》(《追寻夜晚》),作曲者是与伍迪·艾伦关系很好的马文·哈姆利施,演唱的是一个叫 Yomo Toro Trio 的组合。它收录在电影《香蕉》的原声密纹唱片中,不过如今可能不太容易买到了。
电影《香蕉》里,尚未成名的西尔维斯特·史泰龙还短暂客串了街头小混混,令人会心一笑。
The Very Best Of Paul Anka
RCA
おかけする音楽はウディ・アレンとは関係なく、ポール・アンカの歌う「ダンス・オン・リトル・ガール」です。
「かぜまちそらまめ」さん(50歳、男性、千葉県)から「村上の一生ものレコード」の回についての感想を送っていただきました。
<ジ-ンとくる放送回でした。ありがとうございました。是非続編をお願いいたします。ところで、質問があります。春樹さんはレコードを1万枚以上お持ちだと何かで読みましたが、今回の放送で用いられたレコードも長年の愛聴盤であるのに、ノイズがほとんどありません。どのようにレコードを保存し、そしてどのように扱っていらっしゃるのでしょうか。私もレコードを少し所有しているのですが、たまに取り出して聴いてみると、いつのまにかノイズが入ってしまいショックをうけることがよくあります。>
いっぱい聴いて盤がすり減ったので新しく買い直した、というものも中にはあります。でもそんなにたくさんじゃありません。大事に聴いていれば、レコードってそんなに消耗するものじゃないです。半世紀はもちます。レコードをきれいに保つコツのいちばんは、レコード針をまめに定期的に換えることですね。摩耗した針を使い続けていると、てきめんに音盤は傷みます。針圧の調整も大事です。それからできるだけレコードの盤面をきれいに磨いてあげること。経験的に言いまして、レコードは磨けば磨くほど、言い換えれば愛を注げば注ぐほど、音が良くなります。そういう人間的な味わいは、CDやらSpotifyみたいなものとはずいぶん違います。
はい、「村上の一生ものレコード」の続編、そのうちにやりたいですね。
接下来播放的音乐与伍迪·艾伦无关,是保罗·安卡演唱的《Dance On Little Girl》。
昵称“风待蚕豆”的听众(50 岁,男性,千叶县)寄来了关于“村上一生的唱片”那期节目的感想。
<那一期节目让我非常感动,感谢您。请务必做续篇。另外,我有一个问题。我曾在什么地方读到,春树先生有一万张以上的唱片。可这次节目里用的唱片,明明也是您长期爱听的收藏,却几乎没有噪声。您是怎样保存、又怎样使用唱片的?我也有一点唱片,可偶尔拿出来听,会发现不知什么时候有了噪声,常常很受打击。>
确实有一些唱片,因为听得太多、唱片磨损了,后来又重新买过。但数量并不多。只要好好珍惜着听,唱片并不是那么容易损耗,能保存半个世纪。让唱片保持干净、良好状态最重要的诀窍,就是勤快、定期地更换唱针。持续使用磨损的唱针,唱片会立刻受到明显损伤。唱针压力的调整也很重要。此外,要尽可能把唱片表面擦拭干净。凭经验来说,唱片越是擦拭,换言之,越是注入爱,声音就会越好。那种有人情味的感受,与 CD 或 Spotify 之类的东西大不相同。
好的,“村上一生的唱片”续篇,今后找时间还想做。
ハービー・ハンコックfeaturing ジョン・メイヤーで「スティッチド・アップ」を聴いてください。なかなか素敵なノリです。
935さん、62歳の女性、愛知県の方です。
<美容院の帰り道。ふと車内でラジオをつけ、ふむふむ、と聴いていたのですが、まさか、村上RADIOのパーソナリティーが村上春樹さんとは!音楽に詳しい人だなあ、村上春樹さんもそうだったなあ、と思って聴いていました (笑) 。春樹さんの本は散々読んでいたのに、肉声は全く聴いたことがなかったので、それが分かった時は衝撃でした。えええ!という感じ。想像していた声と違い、「ほ~、そうなんだあ」という感じでした。>
そうですか、僕の声はあなたの抱いていたイメージとはぜんぜん違っていたんですね。いったいどんな声を想像しておられたのでしょうね。でもそういえば、僕がテープレコーダーに録音した自分の声を初めて聞いたとき、「えー、オレこんな声だったの!」とびっくりしたことを覚えています。テープレコーダーがまだ一般にあまり普及していなかった時代のことです。
でもまさか自分が、ゆくゆくはラジオでディスクジョッキーをやることになるなんて、思いもしませんでした。いずれにせよ、これからもがんばって少しでも長くこの番組を続けていきたいと思います。この声によろしくおつきあいください。
Ride on! (猫山:にゃー)
请听赫比·汉考克与约翰·梅尔合作的《Stitched Up》,律动相当不错。
935 女士,62 岁,来自爱知县。
<从美容院回家的路上,我偶然在车里打开收音机,嗯嗯地听着,没想到,村上 RADIO 的主持人竟然是村上春树先生!我一边听,一边想:这个人真懂音乐,村上春树先生好像也是这样啊(笑)。明明读了很多春树先生的书,却从来没有听过您的真人声音,所以知道这件事时非常震惊,简直是“咦咦咦!”的感觉。声音和我想象的不一样,觉得“哦——,原来是这样啊。”>
是吗,我的声音和您原先抱有的印象完全不同啊。您究竟想象的是怎样的声音呢?不过说起来,我第一次听见用录音机录下来的自己声音时,也记得大吃一惊:“咦,我原来是这种声音吗!”那还是录音机尚未普及的时代。
不过,我也从没想过,自己往后会在电台做唱片骑师。无论如何,我想今后也会努力,让这个节目尽可能长久地持续下去。请继续关照这把声音。
Ride on!(猫山:喵——)
Feel No Fret...And More
Victor
Average White BandのWalk On Byを聴いてください。これもバカラックの曲ですね。
请听 Average White Band 演唱的《Walk On By》,这也是巴卡拉克的作品。
Where Do We Go From Here?
Verve Records
今日のクロージング音楽はピアニスト、ドン・ランディが演奏する『ワルチング・マチルダ』です。オーストラリアの準国歌、事実上の国の歌みたいになっている有名な曲ですね。
この曲は1960年に公開された映画『渚にて』にフィーチャーされて有名になりました。『渚にて』、核戦争が起こって北半球が壊滅するんだけど、気流の関係で南半球にあるオーストラリアはまだ生き残っています。でも放射能はそこにもじりじりと押し寄せてきます。そんな最後の日々を生きる人々の様子を描いた作品でした。リアルに迫力ある映画で、見ていて怖かったんです。1960年当時は核戦争の脅威が今よりずっと切実だったように思います。今はみんなそんな状況になんとなく馴れっこになっちゃったのかな?もしそうだとしたら恐ろしいことですね。
今天的结束音乐,是钢琴家唐·兰迪演奏的《Waltzing Matilda》。这是澳大利亚一首极其有名的歌,近乎准国歌,实际上也像是这个国家的歌曲。
这首歌因 1960 年上映的电影《海滩上》(On the Beach)而广为人知。《海滩上》讲的是核战争爆发,北半球毁灭;由于气流的关系,位于南半球的澳大利亚暂时还活着,但放射性尘埃也正逐渐逼近那里。电影描绘的,正是人们度过最后日子的情形。这部片子逼真而有冲击力,看的时候很害怕。我觉得在 1960 年,核战争的威胁比现在要切身得多。如今大家是不是已经在不知不觉间习惯了那种状况?如果真是这样,可就太可怕了。