村上

R A D I O

Vol. 077

本期节目介绍

~ボブ・ディラン・ソングブック~ ~鲍勃·迪伦歌曲集~

こんばんは、村上春樹です。今日は「ボブ・ディラン・ソングブック」をお送りします。これまでいろいろとソングブック・シリーズをやってきて、どうしてボブ・ディランをやらないんだというメールをいくつかいただきました。はい、そうですね。ソングブックのラインナップからディランを外すわけにはいきません。このあいだ、「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」というとても面白いディランの伝記的映画(バイオピック)を観てきまして、「うん、そうだ。ディラン、そろそろやらなくてはな」と思いを新たにしました。なんといっても、ビートルズと並んで二十世紀を代表する大物シンガーにして詩人、作曲家ですものね。

<オープニング曲>

Donald Fagen「Madison Time」

ビートルズの場合もそうですが、ディランも活動期間の長い人ですから、歌ってきた曲もずいぶんたくさんあって、いったい何をどのような基準で選べばいいのか、考え出すと頭が混乱してきます。だから今回は思い切って初期の作品に限定して、その中から選ぶことにしました。アルバムでいえば『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』『The Times They Are A-Changin'』『アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン』『Bringing It All Back Home』の4枚、その中から10曲あまりをピックアップしたのですが、それだけ範囲を絞っても選曲はむずかしい作業でした。とにかく素敵な曲が多いんですよね。いつものようにオール・カバーでお送りします。
大家晚上好,我是村上春树。今天为大家带来“鲍勃·迪伦歌曲集”。此前我们做过各种歌曲集专题,也收到过几封邮件,问为什么不做鲍勃·迪伦。是啊,说得对。歌曲集的阵容里,当然不能少了迪伦。前些日子,我看了一部非常有趣的迪伦传记电影《无名之人》(A Complete Unknown),又一次觉得:“嗯,对啊,差不多该做迪伦的专题了。”毕竟,他可是与披头士并列、代表二十世纪的重要歌手,同时也是诗人和作曲家。

<开场曲>

唐纳德·费根《Madison Time》

和披头士一样,迪伦的音乐生涯也很长,唱过的歌曲实在太多。究竟该选哪些,又该按照什么标准来选,一想起来,脑子就乱了。所以这次我索性把范围限定在早期作品,从中挑选。具体到专辑,就是《The Freewheelin' Bob Dylan》《The Times They Are A-Changin'》《Another Side of Bob Dylan》和《Bringing It All Back Home》这四张。我从中选出了十来首歌,可即使把范围缩小到这个程度,选曲仍是一件困难的工作。实在是好听的歌太多了。这次也和往常一样,全部播放翻唱或改编演奏的版本。

本期歌单

Tracklist
Live In Japan, 1967

— Peter Paul & Mary
Live In Japan, 1967 Rhino Records

今日は「ボブ・ディラン・ソングブック」をお送りします。今回選んだ4枚のアルバムは、1963年~1965年の間に、コロムビア・レコードからリリースされています。ディランがアコースティック・ギター1本のいわゆる「フォークソング歌手」としてデビューし、その後、電気楽器とドラムズを導入し、それが多くの人に「裏切り」と見なされて、騒動を巻き起こした時期までの録音ですね。

別に電化されたあとのディランを評価しないというんじゃなくて、ただ区切りがよかったというだけなのですが。しかし、あらためて聴いてみると、この4枚の初期のアルバムに収められた音楽には、長いディランのキャリアの中でも、他の時期とは肌合いを異(こと)にする特別な空気が流れているような気がします。まるで開けた窓から吹き込んでくる新鮮な風のような匂いがあります。

まず、1963年にリリースされたアルバム『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』から2曲を聴いてください。ピーター・ポール&マリーが歌う「風に吹かれて(Blowin' In The Wind)」。今日おかけするのは1967年の日本公演のライブです。このライブ録音、演奏も音も素晴らしいです。

それからスーザン・テデスキ姉さんが「くよくよするな(Don't Think Twice, It's All Right)」を歌います。これ、僕が知っているこの歌のカバーの中では断トツに素晴らしいと思います。

僕が初めて聴いたディランの歌はこの「風に吹かれて」でした。中学生のときですが、この歌は僕の記憶に鮮やかに焼き付いています。その当時のくっきりとした風景付きで。よほど印象深かったんでしょうね。その頃はわからなかったけど、英語の“Blowin' In The Wind”は、ただ「風に吹かれる」というのではなく、ニュアンスとしては「吹き飛ばされるくらい激しく風に煽(あお)られている」ということですね。歌詞の翻訳としては「マイ・フレンド、その答えは今にも風に吹き飛ばされそうだ」くらいになるのかな。
今天为大家带来“鲍勃·迪伦歌曲集”。这次选中的四张专辑,都是在 1963 年到 1965 年之间,由哥伦比亚唱片公司发行的。它们记录了这样一段时期:迪伦最初只带着一把原声吉他,以所谓“民谣歌手”的身份出道,后来引入电声乐器和鼓,被许多人视为“背叛”,由此掀起了一场风波。

我并不是不认可迪伦转向电声之后的作品,只是觉得这样划分,刚好合适。不过,重新听过之后,我觉得这四张早期专辑里的音乐,放在迪伦漫长的创作生涯中,也有一种与其他时期质感不同的特殊气息。就像一阵从敞开的窗户吹进来的新鲜的风。

首先,请听 1963 年发行的专辑《The Freewheelin' Bob Dylan》中的两首歌。第一首是彼得、保罗与玛丽演唱的《Blowin' In The Wind》(《在风中飘荡》)。今天播放的是他们 1967 年在日本演出的现场录音。这段现场录音,无论演奏还是音质,都非常出色。

接着,苏珊·特德斯基大姐将演唱《Don't Think Twice, It's All Right》(《别想太多,没关系》)。在我听过的这首歌的翻唱版本中,我觉得这一版好得遥遥领先。

我第一次听到的迪伦歌曲,就是这首《Blowin' In The Wind》。那时我还在上初中,这首歌一直鲜明地烙印在我的记忆里,连同当时清晰的周遭景象一起。想必是给我留下了极深的印象吧。那时候我还不懂,英语里的“Blowin' In The Wind”,并不只是“被风吹着”,它的语感更像是“被狂风猛烈吹打,几乎就要被吹走”。所以歌词翻译过来,大概应该是“我的朋友,那个答案眼看就要被风吹走了”这样的意思吧。

Contemporary Blues Interpret Bob Dylan

— Susan Tedeschi
Contemporary Blues Interpret Bob Dylan KRB Music Companies

今日は「ボブ・ディラン・ソングブック」をお送りします。今回選んだ4枚のアルバムは、1963年~1965年の間に、コロムビア・レコードからリリースされています。ディランがアコースティック・ギター1本のいわゆる「フォークソング歌手」としてデビューし、その後、電気楽器とドラムズを導入し、それが多くの人に「裏切り」と見なされて、騒動を巻き起こした時期までの録音ですね。

別に電化されたあとのディランを評価しないというんじゃなくて、ただ区切りがよかったというだけなのですが。しかし、あらためて聴いてみると、この4枚の初期のアルバムに収められた音楽には、長いディランのキャリアの中でも、他の時期とは肌合いを異(こと)にする特別な空気が流れているような気がします。まるで開けた窓から吹き込んでくる新鮮な風のような匂いがあります。

まず、1963年にリリースされたアルバム『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』から2曲を聴いてください。ピーター・ポール&マリーが歌う「風に吹かれて(Blowin' In The Wind)」。今日おかけするのは1967年の日本公演のライブです。このライブ録音、演奏も音も素晴らしいです。

それからスーザン・テデスキ姉さんが「くよくよするな(Don't Think Twice, It's All Right)」を歌います。これ、僕が知っているこの歌のカバーの中では断トツに素晴らしいと思います。

僕が初めて聴いたディランの歌はこの「風に吹かれて」でした。中学生のときですが、この歌は僕の記憶に鮮やかに焼き付いています。その当時のくっきりとした風景付きで。よほど印象深かったんでしょうね。その頃はわからなかったけど、英語の“Blowin' In The Wind”は、ただ「風に吹かれる」というのではなく、ニュアンスとしては「吹き飛ばされるくらい激しく風に煽(あお)られている」ということですね。歌詞の翻訳としては「マイ・フレンド、その答えは今にも風に吹き飛ばされそうだ」くらいになるのかな。
今天为大家带来“鲍勃·迪伦歌曲集”。这次选中的四张专辑,都是在 1963 年到 1965 年之间,由哥伦比亚唱片公司发行的。它们记录了这样一段时期:迪伦最初只带着一把原声吉他,以所谓“民谣歌手”的身份出道,后来引入电声乐器和鼓,被许多人视为“背叛”,由此掀起了一场风波。

我并不是不认可迪伦转向电声之后的作品,只是觉得这样划分,刚好合适。不过,重新听过之后,我觉得这四张早期专辑里的音乐,放在迪伦漫长的创作生涯中,也有一种与其他时期质感不同的特殊气息。就像一阵从敞开的窗户吹进来的新鲜的风。

首先,请听 1963 年发行的专辑《The Freewheelin' Bob Dylan》中的两首歌。第一首是彼得、保罗与玛丽演唱的《Blowin' In The Wind》(《在风中飘荡》)。今天播放的是他们 1967 年在日本演出的现场录音。这段现场录音,无论演奏还是音质,都非常出色。

接着,苏珊·特德斯基大姐将演唱《Don't Think Twice, It's All Right》(《别想太多,没关系》)。在我听过的这首歌的翻唱版本中,我觉得这一版好得遥遥领先。

我第一次听到的迪伦歌曲,就是这首《Blowin' In The Wind》。那时我还在上初中,这首歌一直鲜明地烙印在我的记忆里,连同当时清晰的周遭景象一起。想必是给我留下了极深的印象吧。那时候我还不懂,英语里的“Blowin' In The Wind”,并不只是“被风吹着”,它的语感更像是“被狂风猛烈吹打,几乎就要被吹走”。所以歌词翻译过来,大概应该是“我的朋友,那个答案眼看就要被风吹走了”这样的意思吧。

Timeless Tales (For Changing Times)

— Joshua Redman
Timeless Tales (For Changing Times) Warner Bros. Records

次はアルバム「時代は変る(The Times They're A-Changin')」から2曲を聴いてください。タイトルソング「The Times They Are A-Changin'」、ジョシュア・レッドマン・カルテットのクールな演奏で聴いてください。ピアノはブラッド・メルドーです。

タイトルの「The Times They Are A-Changin'」の A-Changin'についてときどき質問を受けます。Changin'の前にA-がついているのはどうしてなのか、と。辞書的に言いますと、動名詞の前にA-がつくのは多くの場合、その動作がまさに進行の途中にあることを意味します。だから「時代は変わる」というよりは「時代はまさに変わりつつある」というニュアンスなんでしょうかね。またまた英語の授業みたいになっちゃってすみません。でもディランの歌では歌詞の細かいところがけっこう大事になってくるんです。

そして、The Bandが「One Too Many Mornings」を歌います。「One Too Many Mornings」って、とても訳しにくい表現なんだけど、「朝が結局ひとつぶん余計だったね」という感じかな。恋人とのその一夜が、彼に最終的な朝の失望をもたらしたんでしょう。おれって「ひとつだけ余計な朝」であり、そして1,000マイルも離れたところにいるんだ、とディランは歌います。The Band、もともとユニットとしてボブ・ディランのバック・バンドを務めていただけあって、しっかり筋の通った演奏になっています。
接下来,请听专辑《时代在改变》(The Times They're A-Changin')中的两首歌。先是同名曲《The Times They Are A-Changin'》,请欣赏约书亚·雷德曼四重奏冷峻潇洒的演奏,钢琴手是布拉德·梅尔道。

有时会有人问我,歌名《The Times They Are A-Changin'》里的 A-Changin',为什么在 Changin' 前面加了一个 A-?按词典里的解释,在动名词前加 A-,很多时候表示这个动作正处于进行之中。所以,它的语感与其说是“时代会改变”,不如说是“时代此刻正在改变”吧。抱歉,又弄得像上英语课了。不过,在迪伦的歌里,歌词中的细微之处确实相当重要。

然后,请听 The Band 演唱《One Too Many Mornings》。“One Too Many Mornings”是个很难翻译的表达,大概是“到头来,还是多了那么一个清晨”这样的感觉吧。与恋人共度的那一夜,想必在随后的清晨,让他最终陷入了失望。迪伦唱道,我就是“多余的那一个清晨”,而且还在一千英里之外。The Band 毕竟原本就是作为一个整体为鲍勃·迪伦伴奏的乐队,演奏自有一套扎实的章法。

Contemporary Blues Interpret Bob Dylan

— The Band
Contemporary Blues Interpret Bob Dylan KRB Music Companies

次はアルバム「時代は変る(The Times They're A-Changin')」から2曲を聴いてください。タイトルソング「The Times They Are A-Changin'」、ジョシュア・レッドマン・カルテットのクールな演奏で聴いてください。ピアノはブラッド・メルドーです。

タイトルの「The Times They Are A-Changin'」の A-Changin'についてときどき質問を受けます。Changin'の前にA-がついているのはどうしてなのか、と。辞書的に言いますと、動名詞の前にA-がつくのは多くの場合、その動作がまさに進行の途中にあることを意味します。だから「時代は変わる」というよりは「時代はまさに変わりつつある」というニュアンスなんでしょうかね。またまた英語の授業みたいになっちゃってすみません。でもディランの歌では歌詞の細かいところがけっこう大事になってくるんです。

そして、The Bandが「One Too Many Mornings」を歌います。「One Too Many Mornings」って、とても訳しにくい表現なんだけど、「朝が結局ひとつぶん余計だったね」という感じかな。恋人とのその一夜が、彼に最終的な朝の失望をもたらしたんでしょう。おれって「ひとつだけ余計な朝」であり、そして1,000マイルも離れたところにいるんだ、とディランは歌います。The Band、もともとユニットとしてボブ・ディランのバック・バンドを務めていただけあって、しっかり筋の通った演奏になっています。
接下来,请听专辑《时代在改变》(The Times They're A-Changin')中的两首歌。先是同名曲《The Times They Are A-Changin'》,请欣赏约书亚·雷德曼四重奏冷峻潇洒的演奏,钢琴手是布拉德·梅尔道。

有时会有人问我,歌名《The Times They Are A-Changin'》里的 A-Changin',为什么在 Changin' 前面加了一个 A-?按词典里的解释,在动名词前加 A-,很多时候表示这个动作正处于进行之中。所以,它的语感与其说是“时代会改变”,不如说是“时代此刻正在改变”吧。抱歉,又弄得像上英语课了。不过,在迪伦的歌里,歌词中的细微之处确实相当重要。

然后,请听 The Band 演唱《One Too Many Mornings》。“One Too Many Mornings”是个很难翻译的表达,大概是“到头来,还是多了那么一个清晨”这样的感觉吧。与恋人共度的那一夜,想必在随后的清晨,让他最终陷入了失望。迪伦唱道,我就是“多余的那一个清晨”,而且还在一千英里之外。The Band 毕竟原本就是作为一个整体为鲍勃·迪伦伴奏的乐队,演奏自有一套扎实的章法。

The Byrds Play Dylan

— The Byrds
The Byrds Play Dylan Columbia

さて、次は1964年にリリースされたアルバム『アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン』から聴いてください。これも素晴らしいアルバムですよね。素敵な曲がいっぱい入っています。なのにアメリカの雑誌「ローリング・ストーン」のレコードガイドで「まあまあの出来」を意味する三つ星しかもらっていないのは、ちょっと気の毒な気がします。

まずはザ・バーズの演奏する「All I Really Want To Do」、そしてアラン・プライス・セットの演奏する「To Ramona」です。アラン・プライスはジ・アニマルズのオリジナル・キーボード奏者ですね。「朝日のあたる家」でのオルガン・ソロは印象的だった。彼はアニマルズを脱退してこのアラン・プライス・セットというバンドを組みました。

バーズは「ミスター・タンブリン・マン」で有名ですが、ディランの曲をポップス風に「翻訳」することで人気を得ました。ボブ・ディランとザ・ビートルズのいちばん大きな違いは、ディランは幅広い層に自分の音楽を届けるためには「翻訳」をある程度必要としたし、ビートルズはそんなものを必要としなかったということになるかもしれません。でも、そのぶんディランのコアなファン、支持者の熱意、忠誠心は実に半端ないみたいです。

それではバーズの「All I Really Want To Do」、そしてアラン・プライスの「To Ramona」。
好了,接下来请听 1964 年发行的专辑《Another Side of Bob Dylan》里的歌曲。这也是一张非常出色的专辑,收录了许多美妙的歌。可它在美国《滚石》杂志的唱片指南里,却只拿到了意味着“还算不错”的三星评价,实在让我有点替它委屈。

先是飞鸟乐队(The Byrds)演唱的《All I Really Want To Do》,然后是 The Alan Price Set 演唱的《To Ramona》。艾伦·普赖斯是动物乐队(The Animals)最初的键盘手,他在《日升之屋》里的风琴独奏令人印象深刻。离开动物乐队之后,他组建了这支 The Alan Price Set。

飞鸟乐队以《Mr. Tambourine Man》闻名,通过把迪伦的歌曲“翻译”成流行乐风格,赢得了人气。鲍勃·迪伦和披头士最大的不同,或许就在于:迪伦想把自己的音乐传达给更广泛的人群,在某种程度上需要这样的“翻译”,而披头士则不需要。不过,也正因如此,迪伦的核心乐迷和支持者,热情与忠诚似乎都非同一般。

那么,请听飞鸟乐队的《All I Really Want To Do》,以及艾伦·普赖斯的《To Ramona》。

Take What You Need (UK Covers Of Bob Dylan Songs 1964-69)

— The Alan Price Set
Take What You Need (UK Covers Of Bob Dylan Songs 1964-69) Ace

さて、次は1964年にリリースされたアルバム『アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン』から聴いてください。これも素晴らしいアルバムですよね。素敵な曲がいっぱい入っています。なのにアメリカの雑誌「ローリング・ストーン」のレコードガイドで「まあまあの出来」を意味する三つ星しかもらっていないのは、ちょっと気の毒な気がします。

まずはザ・バーズの演奏する「All I Really Want To Do」、そしてアラン・プライス・セットの演奏する「To Ramona」です。アラン・プライスはジ・アニマルズのオリジナル・キーボード奏者ですね。「朝日のあたる家」でのオルガン・ソロは印象的だった。彼はアニマルズを脱退してこのアラン・プライス・セットというバンドを組みました。

バーズは「ミスター・タンブリン・マン」で有名ですが、ディランの曲をポップス風に「翻訳」することで人気を得ました。ボブ・ディランとザ・ビートルズのいちばん大きな違いは、ディランは幅広い層に自分の音楽を届けるためには「翻訳」をある程度必要としたし、ビートルズはそんなものを必要としなかったということになるかもしれません。でも、そのぶんディランのコアなファン、支持者の熱意、忠誠心は実に半端ないみたいです。

それではバーズの「All I Really Want To Do」、そしてアラン・プライスの「To Ramona」。
好了,接下来请听 1964 年发行的专辑《Another Side of Bob Dylan》里的歌曲。这也是一张非常出色的专辑,收录了许多美妙的歌。可它在美国《滚石》杂志的唱片指南里,却只拿到了意味着“还算不错”的三星评价,实在让我有点替它委屈。

先是飞鸟乐队(The Byrds)演唱的《All I Really Want To Do》,然后是 The Alan Price Set 演唱的《To Ramona》。艾伦·普赖斯是动物乐队(The Animals)最初的键盘手,他在《日升之屋》里的风琴独奏令人印象深刻。离开动物乐队之后,他组建了这支 The Alan Price Set。

飞鸟乐队以《Mr. Tambourine Man》闻名,通过把迪伦的歌曲“翻译”成流行乐风格,赢得了人气。鲍勃·迪伦和披头士最大的不同,或许就在于:迪伦想把自己的音乐传达给更广泛的人群,在某种程度上需要这样的“翻译”,而披头士则不需要。不过,也正因如此,迪伦的核心乐迷和支持者,热情与忠诚似乎都非同一般。

那么,请听飞鸟乐队的《All I Really Want To Do》,以及艾伦·普赖斯的《To Ramona》。

Steal This Movie (Music From The Motion Picture)

— Joan Osborne & Jackson Browne
Steal This Movie (Music From The Motion Picture) Artemis Records

アルバム『アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン』からもう2曲聴いてください。ジョーン・オズボーンとジャクソン・ブラウンがデュオで歌う「マイ・バック・ページズ」、そしてジョニー・キャッシュが歌う「It Ain't Me, Babe」。

ジョニー・キャッシュ、映画「名もなき者」にも出ていましたが、人気絶頂のばりばりのカントリー歌手であるにもかかわらず、ボブ・ディランの音楽に惚れ込んで、彼の歌を熱心に歌って世に広めました。僕は彼がサン・クエンティン刑務所における慰問ライブで歌った、ディランの「ウォンテッド・マン」がとても好きでした。この「It Ain't Me, Babe」もしっかりドスがきいていて素晴らしいですが。

「あんたは自分が倒れたら助け起こしてくれるような、強い男を求めている。あんたのためにいつも花を摘んで、呼ばれたらまっすぐ飛んでくるような男を。でもな、おれはそんな人間にはなれっこないんだよ、違うんだよ、ベイビー」。これは言うなれば究極のアンチ・ラブソングですね。
请再听两首出自专辑《Another Side of Bob Dylan》的歌:琼·奥斯本与杰克逊·布朗二重唱的《My Back Pages》,以及约翰尼·卡什演唱的《It Ain't Me, Babe》。

电影《无名之人》里也有约翰尼·卡什这位人物。他虽然是当时红极一时、地地道道的乡村歌手,却深深迷上了鲍勃·迪伦的音乐,热心地演唱他的歌曲,让更多人听见。我很喜欢他在圣昆廷监狱的慰问现场演出中,演唱的迪伦作品《Wanted Man》。当然,这首《It Ain't Me, Babe》也唱得低沉有力、气势十足,非常精彩。

“你想要一个坚强的男人,在你跌倒时把你扶起来。一个总是为你采花,只要你一声呼唤,就会径直飞奔而来的男人。可我啊,根本成不了那样的人。你要找的不是我,宝贝。”可以说,这是一首终极的反情歌。

Dylan Country

— Johnny Cash
Dylan Country Shout! Factory

アルバム『アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン』からもう2曲聴いてください。ジョーン・オズボーンとジャクソン・ブラウンがデュオで歌う「マイ・バック・ページズ」、そしてジョニー・キャッシュが歌う「It Ain't Me, Babe」。

ジョニー・キャッシュ、映画「名もなき者」にも出ていましたが、人気絶頂のばりばりのカントリー歌手であるにもかかわらず、ボブ・ディランの音楽に惚れ込んで、彼の歌を熱心に歌って世に広めました。僕は彼がサン・クエンティン刑務所における慰問ライブで歌った、ディランの「ウォンテッド・マン」がとても好きでした。この「It Ain't Me, Babe」もしっかりドスがきいていて素晴らしいですが。

「あんたは自分が倒れたら助け起こしてくれるような、強い男を求めている。あんたのためにいつも花を摘んで、呼ばれたらまっすぐ飛んでくるような男を。でもな、おれはそんな人間にはなれっこないんだよ、違うんだよ、ベイビー」。これは言うなれば究極のアンチ・ラブソングですね。
请再听两首出自专辑《Another Side of Bob Dylan》的歌:琼·奥斯本与杰克逊·布朗二重唱的《My Back Pages》,以及约翰尼·卡什演唱的《It Ain't Me, Babe》。

电影《无名之人》里也有约翰尼·卡什这位人物。他虽然是当时红极一时、地地道道的乡村歌手,却深深迷上了鲍勃·迪伦的音乐,热心地演唱他的歌曲,让更多人听见。我很喜欢他在圣昆廷监狱的慰问现场演出中,演唱的迪伦作品《Wanted Man》。当然,这首《It Ain't Me, Babe》也唱得低沉有力、气势十足,非常精彩。

“你想要一个坚强的男人,在你跌倒时把你扶起来。一个总是为你采花,只要你一声呼唤,就会径直飞奔而来的男人。可我啊,根本成不了那样的人。你要找的不是我,宝贝。”可以说,这是一首终极的反情歌。

How Many Roads (Black America Sings Bob Dylan)

— Solomon Burke
How Many Roads (Black America Sings Bob Dylan) Ace

4枚目のアルバムは『Bringing It All Back Home』。このアルバムの半分はアコースティック楽器、後の半分はエレクトリック楽器で演奏されているという、まさにディランの過渡期の音楽世界になっています。

僕はこの曲、昔から好きなんです。「マギーズ・ファーム」、ソロモン・バークが歌います。「おれはもう金輪際(こんりんざい)マギーの農場では働かないぞ」という決意を述べた貧しい労働者の歌です。これは古くからあるブルーズ曲を焼き直したというか、換骨奪胎(かんこつだったい)したものらしいですが、でもディランが歌うと、歌詞のすべてがまるで何かの比喩のように聞こえます。ソロモン・バークは黒人のソウル歌手ですが、彼の声はこの曲によく合っています。かっこいいです。
第四张专辑是《Bringing It All Back Home》。这张专辑一半用原声乐器演奏,另一半用电声乐器演奏,恰好展现了迪伦处于转型期的音乐世界。

这首歌,我从很久以前就喜欢了。《Maggie's Farm》,由所罗门·伯克演唱。歌中的穷苦劳动者下定决心:“我再也不去玛吉的农场干活了!”据说,这首歌是把一首流传已久的布鲁斯歌曲重新改写,或者说,脱胎换骨而来。不过,一旦由迪伦唱出来,所有歌词听着就都像是某种隐喻。所罗门·伯克是一位黑人灵魂乐歌手,他的嗓音和这首歌十分相配,真帅气。

Fredløs | Dylan På Norsk

— Åge Aleksandersen Med Band Og Taraf de Haïdouks
Fredløs | Dylan På Norsk Kirkelig Kulturverksted

次はちょっと毛色の変わったところで、ノルウェイの歌手がノルウェイ語で「ミスター・タンブリン・マン」を歌います。ノルウェイ語のタイトルは「Hei, Spellemann」、意味はわかりませんけど。

このCD、30年くらい前にオスロのレコード店で見つけて買ってきたのですが、ライナーノーツも全部ノルウェイ語で書いてあるので、細かい内容はわかりません。でも内容はなかなかユニークに充実しています。アルバムのタイトルはたぶん「ノルウェイ語のディラン」、歌っているのはオーゲ・アレクサンダーセン、バンドの名前はタラフ・ドゥ・ハイドゥークス。おそらくそう発音するんだと思います。タラフ・ドゥ・ハイドゥークスはルーマニア出身のロマ音楽を専門とするグループらしいですが、とにかく全編ディランの曲のカバーで、使われている楽器も、写真で見たところほぼすべて民族楽器です。なかなか素敵でしたね。
接下来换个稍微不同的口味,请一位挪威歌手用挪威语演唱《Mr. Tambourine Man》。挪威语的歌名是《Hei, Spellemann》,不过是什么意思,我也不知道。

这张 CD,是我大约三十年前在奥斯陆的一家唱片店发现并买回来的。内页说明也全用挪威语写成,所以详细情况我并不清楚。不过,音乐内容既独特又充实。专辑名大概是“挪威语的迪伦”,演唱者叫奥格·亚历山德森,乐队名叫塔拉夫·德·海杜克斯。我想,大概是这样发音的。塔拉夫·德·海杜克斯似乎是一支来自罗马尼亚、专门演奏罗姆人音乐的乐队。总之,整张专辑都是迪伦作品的翻唱,从照片来看,使用的乐器也几乎全是民族乐器。真是相当不错。

Eve Of Destruction

— Barry McGuire
Eve Of Destruction MCA Records

アルバム『Bringing It All Back Home』からもう1曲、「It's All Over Now Baby Blue」をバリー・マクガイアが歌います。バリー・マクガイアはフォークソング・グループ「ニュー・クリスティ・ミンストレルズ」の元メンバーで、「グリーン・グリーン」の作曲者の1人でもあります。ソロ歌手になってからは「イヴ・オブ・デストラクション」をヒットさせています。明らかにボブ・ディランの影響を受けた歌い方をする人です。模倣とまでは言いたくないけど。

それではバリー・マクガイアの歌う、「It's All Over Now Baby Blue」。しかしすごくファンキーな歌詞ですね。
再来一首专辑《Bringing It All Back Home》中的歌曲,由巴里·麦圭尔演唱《It's All Over Now Baby Blue》。巴里·麦圭尔曾是民谣组合 The New Christy Minstrels 的成员,也是《Green, Green》的作曲者之一。成为独唱歌手之后,他凭《Eve Of Destruction》取得了成功。他的唱法显然受到鲍勃·迪伦的影响,虽然我还不想把它说成是模仿。

那么,请听巴里·麦圭尔演唱的《It's All Over Now Baby Blue》。不过,这歌词还真是够古怪、够带劲的。