村上

R A D I O

Vol. 083

本期节目介绍

ブライアン・ウィルソン・メモリアル 纪念布莱恩·威尔逊

こんばんは、村上春樹です。今年ももうそろそろ終わりですね。何だかあっという間に1年が過ぎてしまいました。この1年いろんなことがありましたが、6月にビーチボーイズの中心人物だったブライアン・ウィルソンがこの世を去りました。ブライアンは1942年生まれ、亡くなったとき82歳、デビュー以来60年以上にわたる豊かな、そして波乱に富んだ音楽人生でした。今夜は彼を偲んで、「ブライアン・ウィルソン・メモリアル」というタイトルで番組をお送りします。

番組全体が彼の思い出にささげられます。今回はビーチボーイズ時代のよく知られた曲は思い切ってそっくり外して、彼がグループを離れてソロ活動に移ってからのものに絞って選曲しました。
晚上好,我是村上春树。今年也快要结束了,总觉得一转眼,一年就过去了。这一年发生了许多事,其中在六月,曾是海滩男孩核心人物的布莱恩·威尔逊离开了这个世界。布莱恩出生于1942年,去世时82岁。从出道以来,他走过了六十多年丰厚而又波澜起伏的音乐人生。今晚,为了追思他,我们将以“纪念布莱恩·威尔逊”为题为大家播送。

整期节目都献给对他的回忆。这次,我索性把海滩男孩时期那些广为人知的歌曲全部排除在外,只从他离开组合、转向个人活动之后的作品中选曲。

本期歌单

Tracklist
At My Piano

— Brian Wilson
At My Piano Decca

というわけで、今夜のテーマ音楽はいつもと違います。ブライアン・ウィルソンが1人でピアノを弾いて演奏する「I Just Wasn't Made For These Times(僕はこの今の時代に向いてないんだ)」です。これはビーチボーイズ時代の曲ですが、2021年にリリースされた『At My Piano』というピアノソロアルバムに収められています。彼は正式なピアノのレッスンを受けなかったけれど、独学で自分なりの演奏法を見つけ出し、以来その楽器は孤独な10代の少年が心の丈を打ち明ける大切な相手になりました。テクニック的には決して上手なピアニストとは言えませんが、自宅の居間にあったその古いアップライト・ピアノから、数多くの美しい曲が生み出されました。 因此,今晚的主题音乐和平时不同。请听布莱恩·威尔逊独自弹奏钢琴的《I Just Wasn't Made For These Times》,也就是“我就是不属于这个时代”。这首歌创作于海滩男孩时期,不过,这个版本收录在2021年发行的钢琴独奏专辑《At My Piano》中。他没有接受过正规的钢琴训练,却通过自学摸索出自己的弹法。从那以后,钢琴便成了这个孤独的十几岁少年倾吐心声的重要伙伴。单从技巧上说,他算不上高明的钢琴家,但家里客厅那架古老的立式钢琴,却孕育出了许许多多优美的曲子。

Brian Wilson

— Brian Wilson
Brian Wilson Sire

ブライアンは1966年に、ビーチボーイズを率いてリリースしたアルバム『ペット・サウンズ』で音楽的に高く評価されますが、そのあと深刻な精神的なトラブルに見舞われ、ドラッグとアルコールに溺れて、創作エネルギーは徐々に奥に追いやられ、ビーチボーイズの他のメンバーとの関係ももうひとつしっくりしないものになっていきます。この時期にも優れた曲、印象に残る曲は数多く生み出されているのですが、残念ながらかつてのサーフィン・ミュージック時代のような幅広い人気は得られませんでした。

でも精神科医の治療を受けて、それなりに回復を遂げ、1988年にリハビリのようなかたちで、彼にとっての最初のソロ・アルバムを発表します。アルバムのタイトルはそのものずばり『Brian Wilson』、その中から「Love And Mercy」を聴いてください。この曲は前にも一度かけたことがあるんですが、良い曲なのでもう一度かけます。愛と慈(いつく)しみ。ブライアンはそういうものを真剣に必要としていたんですね。心を癒やす美しいメロディーです。

ブライアンは自分のバンドのステージの締めくくりに、この「Love And Mercy」をピアノの弾き語りで、1人静かに歌いました。そして曲の終わりに客席に向かって「グッドナイト」と言います。それはいつも、ほんとに素晴らしいコンサートの終わり方でした。
1966年,布莱恩带领海滩男孩发行的专辑《Pet Sounds》,在音乐上获得了很高的评价。不过,此后他遭遇了严重的精神困扰,沉溺于毒品和酒精,创作的能量渐渐被压到了内心深处,与海滩男孩其他成员的关系也变得不太融洽。这段时期,他仍写出了不少出色而令人难忘的歌曲,可惜已经没能像从前冲浪音乐时期那样,获得广泛的人气。

不过,在接受精神科医生的治疗后,他的状态有了一定程度的恢复,并于1988年以一种近似康复练习的方式,推出了自己的第一张个人专辑。专辑的名字直截了当,就叫《Brian Wilson》。请听其中的《Love And Mercy》。这首歌以前放过一次,不过,因为是首好歌,所以再放一遍。爱与慈悲,布莱恩确实迫切地需要这样的东西。这是一段抚慰人心的优美旋律。

在自己乐队的演出结束时,布莱恩会独自坐在钢琴前,安静地自弹自唱这首《Love And Mercy》。唱到最后,他会面向观众席说一声:“晚安。”那总是一种真正美好的音乐会收尾方式。

I Just Wasn't Made For These Times

— Brian Wilson
I Just Wasn't Made For These Times MCA Records

次に1995年にDon Wasがプロデュースしてつくった『I Just Wasn't Made For These Times』から「Melt Away」を聴いてください。あまり知られていない曲ですが、隠れた名曲というか、僕は個人的に気に入っています。

これ、素晴らしい曲だと思うのですが、この曲もさっきの「Love And Mercy」も世間的にはあまり注目されず、ヒットチャートには、かすりもしませんでした。レコード会社があまり熱心にプロモートしなかったということも、その原因のひとつかもしれませんね。気の毒です。「Love And Mercy」とほとんど同時期にリリースされた、ブライアン抜きのビーチボーイズが歌った「ココモ」なんて、そんな大した曲じゃないのに、映画主題歌として派手に宣伝されて、全米チャートの1位を取っています。そりゃブライアン、がっかりしちゃいますよね。にゃーお(猫山)
接下来,请听《Melt Away》,收录在1995年由唐·沃斯制作的专辑《I Just Wasn't Made For These Times》中。这首歌不太为人所知,可以说是一首被埋没的佳作,我个人很喜欢。

我觉得这首歌非常出色,可它和刚才的《Love And Mercy》一样,都没怎么受到公众关注,连排行榜的边都没沾上。唱片公司没有特别卖力地宣传,也许是原因之一吧。真替他感到难过。几乎与《Love And Mercy》同时发行的《Kokomo》,是没有布莱恩参与的海滩男孩演唱的,其实也算不上多么了不起的歌,却作为电影主题曲被大张旗鼓地宣传,拿下了全美排行榜第一名。这样一来,布莱恩当然会失落吧。喵呜。(猫山)

Imagination

— Brian Wilson
Imagination Giant Records

僕が人生で最初に聴いたビーチボーイズの曲は「サーフィンUSA」、1963年くらいだったかな、まだ中学生のときです。ラジオで聴いて、一瞬でぶっ飛びました。こんな音楽これまでに聴いたことないぞ!みたいな感じでね。少しあとでビートルズの『Please Please Me』を初めて聴いたときも同じくらいぶっ飛んだけど、個人的にはビーチボーイズのほうが肌に合っているような気がしました。

以来『ペット・サウンズ』くらいまでは熱心に彼らの音楽を聴いていたんだけど、そのあとラジオでは彼らの曲はあまりかからなくなり、僕も1960年代後半にはストーンズとかドアーズとかジミヘンとか、そのへんを興味深く聴くようになって、ビーチボーイズにはちょっとご無沙汰していた時期がありました。でも今になってその時期の彼らの音楽をあらためて聴いてみると、ぜんぜん悪くないんですね。ブライアンはストレスフルな状況の中でベストを尽くしているし、その才能はしっかり健在です。ただ内面的になりすぎて、時代のダイナミックな流れに同調できなかっただけで……。僕としては「あまり熱心に聴かないで悪いことしちゃったなあ」と、あとになって反省しております。

1998年に発表したアルバム『Imagination』から2曲聴いてください。「Your Imagination」と「Lay Down Burden(心の重荷を下ろして)」です。このアルバム、僕は好きです。ウィルソンの声は長年にわたる不摂生のために、若い頃の張りを失っていますし、売り物だった美しいファルセットも出なくなっていますが、でも人生の年輪みたいなものがそれを補っています。まあ僕らとしては、ブライアンが健在で、新しいアルバムを発表してくれるだけで嬉しかったんですけどね。はっきり言って、ブライアンが音楽家として復活を遂げるとは、ほとんど誰も予期していなかったんじゃないかな。もちろん期待はしているんだけど、まあもう無理だろう、とね。彼は一時期、世捨て人のような、世間から孤立した生活を送っていましたからね。でもそんな大方の予想に反して、彼は奇跡的に再生を果たします。

そんな再生したブライアンの音楽を2曲続けて聴いてください。

「Your Imagination」と「Lay Down Burden」。
我这辈子最早听到的海滩男孩歌曲,是《Surfin' USA》。大概是1963年吧,那时我还在上初中。在收音机里一听到,整个人瞬间就被震住了,心想:“我以前从没听过这样的音乐!”稍后第一次听见披头士的《Please Please Me》时,也同样震撼。不过,对我个人来说,似乎还是海滩男孩更合自己的脾胃。

从那以后,直到《Pet Sounds》前后,我都热切地听着他们的音乐。后来,电台里越来越少播放他们的歌,而我到了20世纪60年代后半期,也开始兴致勃勃地听滚石、大门、吉米·亨德里克斯这些音乐人,于是有一段时间,和海滩男孩有些疏远了。不过,如今重新听听他们那个时期的音乐,发现其实相当不错。布莱恩在压力重重的处境下尽了全力,他的才华也依然健在。只是音乐变得太过向内,没能与那个时代激荡的潮流合拍罢了……。所以后来我也反省:“当时没有更认真地听,真有点对不起他啊。”

请听他1998年发行的专辑《Imagination》中的两首歌:《Your Imagination》和《Lay Down Burden》,后者的意思是“放下心头的重担”。我喜欢这张专辑。由于多年来不注意健康、生活缺乏节制,威尔逊的声音已经失去了年轻时的张力,曾经引以为傲的优美假声也唱不出来了。不过,人生的年轮般的积淀,弥补了这些缺憾。对我们来说,只要布莱恩还好好地活着,能继续发表新专辑,就已经很高兴了。说实话,当时大概几乎没有人预料到,他还能作为音乐人东山再起。当然,大家都期待着,但心里还是觉得:“恐怕已经不可能了吧。”因为他有一段时间,过着如同遁世者一般、与外界隔绝的生活。然而,他却出乎大多数人的意料,奇迹般地获得了新生。

请连续听两首,这位重获新生的布莱恩带来的音乐。

《Your Imagination》和《Lay Down Burden》。

Imagination

— Brian Wilson
Imagination Giant Records

僕が人生で最初に聴いたビーチボーイズの曲は「サーフィンUSA」、1963年くらいだったかな、まだ中学生のときです。ラジオで聴いて、一瞬でぶっ飛びました。こんな音楽これまでに聴いたことないぞ!みたいな感じでね。少しあとでビートルズの『Please Please Me』を初めて聴いたときも同じくらいぶっ飛んだけど、個人的にはビーチボーイズのほうが肌に合っているような気がしました。

以来『ペット・サウンズ』くらいまでは熱心に彼らの音楽を聴いていたんだけど、そのあとラジオでは彼らの曲はあまりかからなくなり、僕も1960年代後半にはストーンズとかドアーズとかジミヘンとか、そのへんを興味深く聴くようになって、ビーチボーイズにはちょっとご無沙汰していた時期がありました。でも今になってその時期の彼らの音楽をあらためて聴いてみると、ぜんぜん悪くないんですね。ブライアンはストレスフルな状況の中でベストを尽くしているし、その才能はしっかり健在です。ただ内面的になりすぎて、時代のダイナミックな流れに同調できなかっただけで……。僕としては「あまり熱心に聴かないで悪いことしちゃったなあ」と、あとになって反省しております。

1998年に発表したアルバム『Imagination』から2曲聴いてください。「Your Imagination」と「Lay Down Burden(心の重荷を下ろして)」です。このアルバム、僕は好きです。ウィルソンの声は長年にわたる不摂生のために、若い頃の張りを失っていますし、売り物だった美しいファルセットも出なくなっていますが、でも人生の年輪みたいなものがそれを補っています。まあ僕らとしては、ブライアンが健在で、新しいアルバムを発表してくれるだけで嬉しかったんですけどね。はっきり言って、ブライアンが音楽家として復活を遂げるとは、ほとんど誰も予期していなかったんじゃないかな。もちろん期待はしているんだけど、まあもう無理だろう、とね。彼は一時期、世捨て人のような、世間から孤立した生活を送っていましたからね。でもそんな大方の予想に反して、彼は奇跡的に再生を果たします。

そんな再生したブライアンの音楽を2曲続けて聴いてください。

「Your Imagination」と「Lay Down Burden」。
我这辈子最早听到的海滩男孩歌曲,是《Surfin' USA》。大概是1963年吧,那时我还在上初中。在收音机里一听到,整个人瞬间就被震住了,心想:“我以前从没听过这样的音乐!”稍后第一次听见披头士的《Please Please Me》时,也同样震撼。不过,对我个人来说,似乎还是海滩男孩更合自己的脾胃。

从那以后,直到《Pet Sounds》前后,我都热切地听着他们的音乐。后来,电台里越来越少播放他们的歌,而我到了20世纪60年代后半期,也开始兴致勃勃地听滚石、大门、吉米·亨德里克斯这些音乐人,于是有一段时间,和海滩男孩有些疏远了。不过,如今重新听听他们那个时期的音乐,发现其实相当不错。布莱恩在压力重重的处境下尽了全力,他的才华也依然健在。只是音乐变得太过向内,没能与那个时代激荡的潮流合拍罢了……。所以后来我也反省:“当时没有更认真地听,真有点对不起他啊。”

请听他1998年发行的专辑《Imagination》中的两首歌:《Your Imagination》和《Lay Down Burden》,后者的意思是“放下心头的重担”。我喜欢这张专辑。由于多年来不注意健康、生活缺乏节制,威尔逊的声音已经失去了年轻时的张力,曾经引以为傲的优美假声也唱不出来了。不过,人生的年轮般的积淀,弥补了这些缺憾。对我们来说,只要布莱恩还好好地活着,能继续发表新专辑,就已经很高兴了。说实话,当时大概几乎没有人预料到,他还能作为音乐人东山再起。当然,大家都期待着,但心里还是觉得:“恐怕已经不可能了吧。”因为他有一段时间,过着如同遁世者一般、与外界隔绝的生活。然而,他却出乎大多数人的意料,奇迹般地获得了新生。

请连续听两首,这位重获新生的布莱恩带来的音乐。

《Your Imagination》和《Lay Down Burden》。

Gettin' In Over My Head

— Brian Wilson
Gettin' In Over My Head BriMel Records

2004年にリリースされたアルバム『Gettin' In Over My Head』から「ソウル・サーチン」を聴いてください。僕はこの曲好きなんです。人生の過ちを悔やむ歌です。もともとはビーチボーイズとのリユニオン・セッションのために1990年代にブライアンが作った曲なのですが、そのセッションは揉めに揉めてうまくいかず、途中で弟のカールも亡くなったりして、結局流れてしまい、「ソウル・サーチン」という曲も長い間未発表のまま埋もれていました。この『Gettin' In Over My Head』のトラックでは、そのボツになったセッションの録音テープから、生前のカール・ウィルソンが残したボーカル・パートが流用されています。

聴いてください。「ソウル・サーチン」。

この『Gettin' In Over My Head』というアルバム、ポール・マッカートニーとかエルトン・ジョンとかエリック・クラプトンとかがゲストとして加わった意欲的なプロジェクトだったのですが、その割にはほとんど話題にもなりませんでした。LPのチャートでもようやく100位に入ったくらいです。なんか気の毒ですね。
请听2004年发行的专辑《Gettin' In Over My Head》中的《Soul Searchin'》。我喜欢这首歌,它唱的是对人生过错的悔恨。布莱恩最初在20世纪90年代创作了这首歌,是准备在与海滩男孩重聚录音时使用的。不过,那次录音争执不断,进展不顺,中途弟弟卡尔又去世了,最终不了了之,《Soul Searchin'》也一直被搁置,长时间未能发表。在这张《Gettin' In Over My Head》的录音里,重新使用了那次废弃录音的磁带中,卡尔·威尔逊生前留下的人声部分。

请听《Soul Searchin'》。

《Gettin' In Over My Head》这张专辑,邀请了保罗·麦卡特尼、埃尔顿·约翰、埃里克·克莱普顿等人客串,是一个颇有雄心的企划,可与这样的阵容相比,几乎没引起什么话题。在专辑排行榜上,也只是勉强进入前100名。总觉得有点替他惋惜。

That Lucky Old Sun

— Brian Wilson
That Lucky Old Sun Capitol Records

次は2008年に発表されたアルバム『That Lucky Old Sun』から聴いてください。これは久方ぶりのコンセプト・アルバムとしてそこそこ話題になり、全米チャートの27位まであがりました。

このアルバムの特色はなんといっても、旧友ヴァン・ダイク・パークスが参加していることでしょうね。伝説のアルバム『スマイル』をブライアンと共同で作り上げようとしたパークスさんです。いろんな事情で残念ながら、その作業は挫折してしまいますが。

パークスさん、このあいだ自分のバンドを率いて来日して、ライブハウスなんかで演奏しました。もちろん僕も聴きにいって、あと楽屋に行って、息子さんなんかも交えて楽しく話をしました。彼も僕の本を読んでいてくれて、喜んで、記念に『Song Cycle』発売当時の古いオリジナルTシャツをプレゼントしてくれました。これ、すごく貴重です。大事にします。

それでは彼が作詞家として参加した曲を聴いてください。「Live Let Live」です。自分も生きて、他人も生かす。
接下来,请听2008年发表的专辑《That Lucky Old Sun》中的作品。这是他久违的一张概念专辑,引起了一定的话题,也上升到了全美排行榜第27名。

这张专辑最大的特色,当然要数老朋友范·戴克·帕克斯的参与。就是那位曾经打算和布莱恩一起完成传奇专辑《Smile》的帕克斯先生。可惜,由于种种缘故,那项工作最终受挫,没能完成。

前些时候,帕克斯先生带着自己的乐队来到日本,在现场音乐俱乐部等场所演出。我当然也去听了,演出后还到后台,与他和他的儿子等人愉快地聊了天。他也读过我的书,见面很高兴,还送了我一件当年《Song Cycle》发行时的原版老 T 恤作为纪念。这可是非常珍贵的东西,我会好好珍惜。

那么,请听一首他参与作词的歌曲:《Live Let Live》。自己好好活着,也让别人好好活着。

Reimagines Gershwin

— Brian Wilson
Reimagines Gershwin Disney Pearl Series

そのあとブラインはウォルト・ディズニー・レコードと契約を結び、2枚の少しばかりユニークなアルバムを発表します。ひとつはジョージ・ガーシュインの曲を集めたもので、もうひとつはディズニー映画の主題歌を集めたものです。え、ブライアンがガーシュインとディズニー映画? と耳を疑りたくなるんですが、出来はどちらもしっかり見事です。

まずガーシュイン曲集から聴いてください。2010年リリースのこのアルバムのタイトルは『Reimagines Gershwin』となっています。「ブライアン・ウィルソン、ガーシュインをもう一度練り直す」みたいなことでしょうかね。僕は最初「うーん、どんなものかな……」と恐る恐る聴いたんですが、これがびっくりするくらい面白くて、頭から尻尾まで聞き惚れてしまいました。アレンジも気が利いています。その中から「Love Is Here To Stay」を聴いてください。歌詞を書いたのは兄のアイラ・ガーシュインです。

なかなかダイナミックな内容のラブソングですね。今どきこんな愛の告白を実際に口にしたら、笑われるか、それとも呆れられるか……。でも時代を超えて素敵な歌です。聴いてください。
后来,布莱恩与华特迪士尼唱片公司签约,发表了两张有些独特的专辑。一张收集了乔治·格什温的作品,另一张则收集了迪士尼电影的主题曲。“咦,布莱恩来唱格什温和迪士尼电影的歌?”听起来让人有些难以置信,可两张专辑的完成度都相当出色。

首先,请听格什温作品集。这张2010年发行的专辑名叫《Reimagines Gershwin》,大概就是“布莱恩·威尔逊,重新构想格什温”的意思吧。我一开始想着:“嗯,会是什么样呢……”带着几分忐忑去听,结果却发现它有趣得令人吃惊,从头到尾都听得入了迷,编曲也很巧妙。请听其中的《Love Is Here To Stay》,歌词由乔治的哥哥艾拉·格什温创作。

这首情歌里的爱情宣言,气魄还真不小呢。如今若真的把这样的告白说出口,要么会被人笑,要么会让人目瞪口呆吧……。不过,它依然是一首跨越时代的好歌,请听。

In The Key Of Disney

— Brian Wilson
In The Key Of Disney Disney Pearl Series

それからディズニーの映画主題歌集です。リリースは2011年。ブライアンはカリフォルニアのアナハイムの近くで生まれて育ちました。アナハイムといえばオリジナルのディズニーランドのあるところですね。彼は小さい頃から何度もディズニーランドに遊びに行って、ディズニー映画を熱心に観ていました。だからディズニー映画の主題歌を取り上げることは、彼にとってはごく自然なことだったんですね。べつにディズニー・レコードと契約したからゴマをすった……というわけではありません。古い映画の主題歌から新しいものまで、どのトラックも愛情を込めて歌っていて、楽しめるアルバムになっています。

このアルバムからランディー・ニューマンのつくった曲を聴いてください。「You've Got A Friend In Me」、1995年のアニメーション映画「Toy Story」の主題歌ですね。第68回アカデミー賞の歌曲賞にノミネートされましたが、残念ながらゲットできませんでした。素敵な曲なんですけどね。日本題は「君はともだち」となっています。
接下来是迪士尼电影主题曲集,发行于2011年。布莱恩在加利福尼亚州阿纳海姆附近出生、长大。提到阿纳海姆,那就是最早的迪士尼乐园所在的地方。他从小就多次去迪士尼乐园游玩,也热衷于看迪士尼电影。因此,对他来说,演唱迪士尼电影的主题曲,是再自然不过的事,并不是因为和迪士尼唱片公司签了约,才特意去拍马屁。无论是老电影还是新电影的主题曲,每一首他都唱得满怀感情,是一张很值得欣赏的专辑。

请听这张专辑中一首兰迪·纽曼创作的歌曲:《You've Got A Friend In Me》,也就是1995年动画电影《玩具总动员》的主题曲。它曾获第68届奥斯卡金像奖歌曲奖提名,可惜最终没能获奖,明明是首很棒的歌呢。它在日本的标题,意思是“你是我的朋友”。

That's Why God Made The Radio

— The Beach Boys
That's Why God Made The Radio Capitol Records

さて、2012年に唐突にというか、突然ビーチボーイズは一時的に再結成して、新曲を並べたアルバムをリリースし、ワールドツアーをおこないます。バンド結成50周年記念ということで、関係がこじれていたブライアンとマイクがとりあえず仲直りをしたというか、握手をしたんですね。途中で案の定というか、破綻をきたしたみたいですが。そのアルバムからシングルカットされた曲を聴いてください。

「That's Why God Made The Radio(神の創りしラジオ)」という日本題がついています。
那么,到了2012年,海滩男孩颇为突兀地——或者说,突然之间——暂时重组,发行了一张收录新歌的专辑,还举行了世界巡演。因为是乐队成立50周年纪念,关系一直不和的布莱恩和迈克,算是暂且和好,或者至少握了握手。不过,中途似乎果不其然又出现了破裂。请听一首从那张专辑里单独发行成单曲的作品。

《That's Why God Made The Radio》,在日本被取名为《上帝创造的收音机》。

No Pier Pressure

— Brian Wilson
No Pier Pressure Capitol Records

ブライアンは2015年にアルバム『No Pier Pressure』を発表します。これがブライアンの音楽人生における、ほぼ最後の作品になります。No Pier Pressure、桟橋に圧力なし……。これがどういう意味なのか説明し始めると話が長くなるので、しません。すみません。ちょっとした言葉遊びのようなものなんですけど。

そのアルバムの中から「Somewhere Quiet(どこか静かな場所で)」を聴いてください。その昔の「Surfer Girl」なんかを思わせる美しい旋律を持った曲ですね。そして続けてインストルメンタル曲をかけます。「Half Moon Bay」、これも美しい曲です。トランペットを吹いているのはマーク・アイシャム。

この2曲を聴いて、ブライアン・ウィルソンさんに静かに別れを告げたいと思います。本当にお疲れ様でした、ブライアン。たくさんの素敵な音楽をありがとう。感謝しています。
布莱恩在2015年发表了专辑《No Pier Pressure》,这几乎成了他音乐生涯最后的作品。No Pier Pressure,“栈桥上没有压力”……。若要解释这是什么意思,话就长了,所以就不解释了,抱歉。其实就是个小小的文字游戏。(译注:pier,意为“栈桥”,与 peer,意为“同辈”,同音;标题借用了 peer pressure,即“同辈压力”的说法。)

请听这张专辑中的《Somewhere Quiet》,也就是“在某个安静的地方”。这首歌有着优美的旋律,让人想起很久以前的《Surfer Girl》之类的作品。接着再放一首器乐曲《Half Moon Bay》,同样是首美丽的曲子。小号由马克·艾沙姆演奏。

我想听着这两首歌,安静地向布莱恩·威尔逊先生道别。布莱恩,这一路真的辛苦了。谢谢你带来那么多美好的音乐,我心怀感激。

No Pier Pressure

— Brian Wilson
No Pier Pressure Capitol Records

ブライアンは2015年にアルバム『No Pier Pressure』を発表します。これがブライアンの音楽人生における、ほぼ最後の作品になります。No Pier Pressure、桟橋に圧力なし……。これがどういう意味なのか説明し始めると話が長くなるので、しません。すみません。ちょっとした言葉遊びのようなものなんですけど。

そのアルバムの中から「Somewhere Quiet(どこか静かな場所で)」を聴いてください。その昔の「Surfer Girl」なんかを思わせる美しい旋律を持った曲ですね。そして続けてインストルメンタル曲をかけます。「Half Moon Bay」、これも美しい曲です。トランペットを吹いているのはマーク・アイシャム。

この2曲を聴いて、ブライアン・ウィルソンさんに静かに別れを告げたいと思います。本当にお疲れ様でした、ブライアン。たくさんの素敵な音楽をありがとう。感謝しています。
布莱恩在2015年发表了专辑《No Pier Pressure》,这几乎成了他音乐生涯最后的作品。No Pier Pressure,“栈桥上没有压力”……。若要解释这是什么意思,话就长了,所以就不解释了,抱歉。其实就是个小小的文字游戏。(译注:pier,意为“栈桥”,与 peer,意为“同辈”,同音;标题借用了 peer pressure,即“同辈压力”的说法。)

请听这张专辑中的《Somewhere Quiet》,也就是“在某个安静的地方”。这首歌有着优美的旋律,让人想起很久以前的《Surfer Girl》之类的作品。接着再放一首器乐曲《Half Moon Bay》,同样是首美丽的曲子。小号由马克·艾沙姆演奏。

我想听着这两首歌,安静地向布莱恩·威尔逊先生道别。布莱恩,这一路真的辛苦了。谢谢你带来那么多美好的音乐,我心怀感激。

The Beach Boys Songbook:

— The Hollyridge Strings
The Beach Boys Songbook: Romantic Instrumentals By The

今日のクロージング音楽はホリーリッジ・ストリングズの演奏するビーチボーイズの初期のヒットソング、「Wendy」と「Girls On The Beach」です。作曲したのはもちろんブライアン・ウィルソン。こういう曲を聴いていると、昔のことをあれこれ思い出してしんみりしちゃいますが、年若いリスナーの心にもそれなりに届くといいなと思います。 今天的结束曲,是霍利里奇弦乐团(The Hollyridge Strings)演奏的海滩男孩早期热门歌曲:《Wendy》和《Girls On The Beach》。作曲者当然是布莱恩·威尔逊。听着这样的曲子,总会想起从前的种种往事,心里渐渐泛起感伤。不过,我也希望,它们能以各自的方式,抵达年轻听众的心里。

The Beach Boys Songbook:

— The Hollyridge Strings
The Beach Boys Songbook: Romantic Instrumentals By The

今日のクロージング音楽はホリーリッジ・ストリングズの演奏するビーチボーイズの初期のヒットソング、「Wendy」と「Girls On The Beach」です。作曲したのはもちろんブライアン・ウィルソン。こういう曲を聴いていると、昔のことをあれこれ思い出してしんみりしちゃいますが、年若いリスナーの心にもそれなりに届くといいなと思います。 今天的结束曲,是霍利里奇弦乐团(The Hollyridge Strings)演奏的海滩男孩早期热门歌曲:《Wendy》和《Girls On The Beach》。作曲者当然是布莱恩·威尔逊。听着这样的曲子,总会想起从前的种种往事,心里渐渐泛起感伤。不过,我也希望,它们能以各自的方式,抵达年轻听众的心里。